奥多摩尾根歩き
三宝川左岸尾根、アタゴ尾根、築瀬尾根、桑ノ木沢二俣中間尾根

(3/4 築瀬尾根)


御岳神社→吉野街道→(25分)築瀬尾根取付→築瀬尾根→(1時間50分)高峰


築瀬尾根尾根の下部はゴニョゴニョしていて下端を「ここ」と指摘しづらいです。それだけに取付く方法はいくつもあるようで、たとえば『詳細図』には吉野街道から大入林道に入り、岨端沢(そばざわ)という沢に沿って登ってから取付くルートが紹介されています。地形図には吉野街道から実線や破線が何本も扇の骨のようにのび、583mの標高点あたりを要にしててっぺんの高峰(山)にせり上がっています。そんななかから取付いたのは寒山寺駐車場という広い駐車場の斜向いに流れている小さな沢沿いの道です。テキトーです。実は(と言うほどのことでもないけれど)、築瀬尾根を下ったことはあります。ほぼ記憶にはありません。記録を見ると「澤乃井櫛かんざし美術館」の向かいの駐車場の上に降りてきていました。このときもテキトーだったんですね。
583mの標高点まではいかにも作業道、という尾根道を歩かせてもらいました。標高点を過ぎると伐採地跡の心地よい尾根道がしばらく続きます。伐採地跡から植林の中に入ると高峰の山頂まで20分ほどでした。

吉野街道をてくてく歩きます。左の坂道が大入林道への道だと思います。
吉野街道の多摩川側にある「澤乃井櫛かんざし美術館」や寒山寺駐車場を過ぎてすぐ、あの小橋を渡って沢沿いの道を登ってみることにしました。
沢を渡り返して
そのまま進むと人様んちです。右にグッと登ります。
すぐに左上の竹林に入る道と先程の沢に向かっていく道に分岐しました。上のほうで合流しそうですが、竹林をのぞくと急登っぽかったので沢への道を選択。
沢の左岸を登ります。
細い流れですが急峻な沢です。
沢の対岸のあの稜線がめざす尾根です。
登ってきて
尾根上に立ちました。沢井駅周辺の街並みが見えました。赤い屋根の集まりは澤乃井を醸造する小澤酒造だと思います。
グーッと多摩川の下流方向。アタゴ尾根がすぐそこに見えます。新所沢線No.29の鉄塔が立っています。
スプーンでえぐったような道が続いたんですが、
登ってきて
フツーの尾根道になり、
右から登ってきた道にぶつかり、たどります。
420mあたりで右から登ってきた尾根と合流し、左にくっと曲がります。
樹脂板で土留めされた階段が現れました。
階段のてっぺんは新秩父線No.28号の鉄塔でした。
展望は、微妙(−)。
やがて植林と雑木に挟まれた尾根道になって、
また階段が現れたんですが、
てっぺんに鉄塔はなく、左右から登ってきた尾根と合流しました。583mの標高点です。
標高点を過ぎてすぐ、尾根を回り込む道にぶつかりました。
しっかりした道が東にのびています。『詳細図』に紹介されている道のようです。
築瀬尾根の尾根道はこちら。伐採地跡のへりをゆるやかに登っていきます。
振り返るといちばん奥は都県境尾根でしょうか。その手前はアタゴ尾根です。
伐採地跡が続きます。
ベンチ発見。
座ってみました。展望は、微妙(− − )。
さらに伐採地跡は続き、
600mあたりで伐採地跡から植林の中に入っていきます。
振り返って。
右手が雑木になり、
左に曲がりながら勾配がちょっとキツくなっていきます。
三室山と高峰を結ぶ稜線が見えてきました。
稜線に合流。
高峰の山頂に到着。これにて築瀬尾根はおしまいです。日欧米、たくさんのハイカーで賑わっていました。
高峰の山頂はぽっかりと伐採されていて、展望はないんですが、空はよく見えます。飛行機雲がゆっくりのびていきます。白湯を飲みながらのんびりしていたら誰もいなくなりました。
次は最後の尾根、桑ノ木沢二俣中間尾根です。