奥多摩尾根歩き
大羽根山東尾根、塩地窪右岸尾根Ⅰ、塩地窪右岸尾根Ⅱ、大楢沢左岸尾根

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笹尾根1210m圏→笹ヶタワノ峰→(15分)数馬峠のちょっと手前→塩地窪右岸尾根Ⅱ→(30分)塩地窪→(25分)塩地窪右岸尾根Ⅰ取付点


塩地窪右岸尾根Ⅱの下降点はスマホGPSに頼りっきりでしたが、それでもブレてしまいました。テキトーに下ってちょっとずつ修正を加えていく、というスタイルのほうがストレスがなさそう。
美しい尾根でした。地形図からはわからない微妙な分岐がいくつかあったけれど、想定していた着地点をめざしました。
塩地窪への着地と同じく懸案事項だったのは塩地窪から塩地窪右岸尾根Ⅰの取付へのルートです。歩けるのかどうなのか、さっぱりわかりません。万が一、滝なんかで立ち往生すれば場所によって右上の数馬峠北尾根か左上の南沢尾根に逃げる、というおそろしくざっくりしたエスケープ作戦で塩地窪右岸尾根Ⅱを下っていきました。

笹尾根を西へ、塩地窪右岸尾根Ⅱの下降点に向かいます。
1121mの標高点あたりを通過します。「笹ヶタワノ峰」と彫られた山名板が木に掛けられていました。
数馬峠北尾根の下降点に着きました。1110m圏です。ここにも「笹ヶタワ」の山名板がありました。
下ってきて
数馬峠から下ってきた道と合流。
スマホGPSでなんとなく当たりをつけて数馬峠北尾根をはなれて塩地窪右岸尾根Ⅱを下ります。
とはいっても尾根の形は見えません。トラバース(山腹水平移動)気味に移動しながら尾根を探します。
テキトーに下ってきて
右手にようやく尾根を発見。数馬峠北尾根をはなれるのがちよっと早かったみたい。
塩地窪右岸尾根Ⅱに立ちました。
下ってきて
980m圏あたりでじょじょに右に移動し、着地点に想定している塩地窪とその支流の出合をめざします。美しい尾根です。
930m圏の分岐です。ほぼ直進します。
水の音が聞こえてくるようになりました。ちゃんと塩地窪に立てるのか、少々緊張してきました。
ずんずん下っていきます。塩地窪の水面がちらりと見えます。
下ってきて
左の塩地窪と右の支流の出合です。よかったです。すんなり塩地窪に降りられそうです。
出合に立って塩地窪左岸尾根Ⅱを見上げます。これにて塩地窪左岸尾根Ⅱはおしまいです。
麦茶を飲みながら塩地窪の下流方向を眺めます。塩地窪左岸尾根Ⅰへどう近づくか。
左岸にも
右岸にも踏み跡が見えます。より勢いのよさげな右岸を選択。
消えそうで消えない踏み跡がつづきます。
ワサビ田跡を通過します。踏み跡は作業道だったんでしょう。
水際の踏み跡はだんだん怪しくなって
沢からどんどん高みへ登っていきます。
塩地窪左岸尾根Ⅰまであと150mほどです。踏み跡は消えることなくつづき、
ぐーっと登ってきて
のっぺりしたトラバースをしのいできて
小尾根を越え、谷を越えた向こうにめざす塩地窪左岸尾根Ⅰが見えてきました。