奥多摩尾根歩き
大羽根山東尾根、塩地窪右岸尾根Ⅰ、塩地窪右岸尾根Ⅱ、大楢沢左岸尾根

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塩地窪右岸尾根Ⅰ取付点→塩地窪右岸尾根Ⅰ→(50分)数馬峠北尾根→大楢沢左岸尾根→(55分)檜原街道→松坂屋酒店→(25分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→JR五日市線武蔵五日市駅


塩地窪右岸尾根Ⅰは植林帯の尾根歩きに始まり、登るにつれて雑木が混じり、ゴニョゴニョした地形にちょっととまどったりしているうちに短い尾根は数馬峠北尾根の稜線に達します。
大楢沢左岸尾根はあまり歩かれていなそうだけれども地形図の破線(徒歩道)に違わずビシッとした道がありました。下端部は破線をはなれて尾根の本筋をたどって大楢沢と檜原街道の交点をめざしました。

塩地窪右岸尾根Ⅰに立ちました。塩地窪の下端まで下って対岸を這い上がると農道南沢線の終点のはずです。
尾根歩き再開です。ゆるーく登ります。
尾根は段丘のようにうねりながらちょっとずつ高度を上げていきます。
尾根の右手。なんとなく、ビーチパラソルを片付け始めた海の家みたいな夏の終わりの風情です。
左手はスギとヒノキの植林です。
獣かヒトか両方か、尾根を巻く踏み跡があるんですが見て見ぬふりをして尾根上を歩きます。
そこそこの急登をあえいできて
急登のさなかに半植半雑から全雑に、尾根相はがらりと変わりました。870m圏です。
勾配がキツくなってきたので上の方で合流する右の尾根ににじり寄っていきます。
930m圏でおだやかな歩きやすい尾根になって
ワイヤーロープを通過します。
登ってきて
数馬峠北尾根の登山道にぶつかりました。990m圏です。これにて塩地窪左岸尾根Ⅰはおしまいです。
数馬峠北尾根を下ります。
948mの標高点あたりを通過します。
道の分岐です。左は仲の平バス停へ下ります。右へ進みます。道標の支柱に「大楢沢左岸尾根」と書かれた木札が貼り付いていました。ここから数馬峠北尾根をはなれ、大楢沢左岸尾根です。
凹んだ道より尾根上のほうが楽に歩けます。
890m圏の分岐です。進行方向に真っすぐのびている尾根は歩きたい大楢沢左岸尾根ではありません。尾根上を意識していると直進してしまいそうです。ここは難関といえば難関です。左にかくっと折れて下っていきます。って、まあ、
道なりに歩くだけですが。
歩きやすい道がつづきます。 
おだやかに尾根を下っていくと
800mあたりで地形図にないしっかりした道が尾根を横断します。交差点には馬頭観音が安置されていました。古の生活道なのでしょう。いったい何人がここで頭を垂れたのか、プラス1です。
いきなり電柱を通過します。先ほどの890m圏の分岐で左にかくっと曲がらずに尾根を下っていくと普通建物と畑の記号あたりに近づきます。その建物に電気を供給している電柱に違いありません。
何も囲まない謎の鉄柵を通過します。
760m圏です。左の道か右の尾根上か、ちょっと迷って尾根上へ。
せっかく迷ったのにすぐに道に合流しました。道をたどります。
720mあたりです。道は地形図の破線通りに左に下っていきますが、尾根の本筋をたどって直進します。
690m圏の分岐です。右へ。
大楢沢の流れの音が聞こえてきます。檜原街道を走るエンジン音も聞こえてきます。急降下です。
下ってきて
下ります。檜原街道が見えてきました。
かなり古そうだけれどもしっかりした道にぶつかったのでたどっとみました。
丸太で路肩をつくった道がくの字くの字で下っていきます。
大楢沢です。2つの堰堤が並んでいます。
めざしていた大楢沢と檜原街道の交点に降りてきました。
これにて大楢沢左岸尾根はおしまいです。「檜原温泉センター数馬の湯」に向かいます。
いったん、温泉センターは通過。
666mの標高点のすぐ先にある松坂屋酒店に立ち寄って
風呂を出ました。瓶ビールに舞茸の天ぷら、ビールについてきた舞茸の生姜煮をいただきます。時刻のせいか季節のせいか、ウスバキトンボの数はぐっと減っていました。
山ノ神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。塩地窪を無難に下れたのはわたくしの日頃のおこないのおかげでしょうか。違いますか。そうですか。3度めにしてやっと大羽根山東尾根を歩くこともできたし、楽しい尾根歩きでした。また、よろしくお願いします。