奥多摩尾根歩き
大星沢上流二俣中間尾根、槇寄山北東尾根

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今回は大星沢上流二俣中間尾根を登り、槇寄山北東尾根を下りました。尾根の場所は下の地図を参照してください。笹尾根を上野原市側から檜原村へ乗り越すルートです。大星沢上流二俣中間尾根の名前はテキトーです。
檜原温泉センター数馬の湯をゴールに設定したむふふのふの尾根歩きです。
※「標高」は省略しています。
コース JR中央本線上野原駅→[START]原バス停→(2時間)大星沢上流二俣中間尾根取付→大星沢上流二俣中間尾根→(1時間30分)笹尾根12550m圏→笹尾根→(35分)槇寄山→槇寄山北東尾根→(1時間)檜原街道→松坂屋酒店→(10分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→温泉センターバス停→JR五日市線武蔵五日市駅
(5時間15分)
歩いた日 2025年8月9日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR中央本線上野原駅→[START]原バス停→(2時間)大星沢上流二俣中間尾根取付


大星沢上流二俣中間尾根は3度も尾根間違いをしてしまいました。現場のこみいった地形とあいまってそこそこデンジャラスな沢沿いのトラバース(山腹水平移動)で目先の障害を突破することばかりに気が向き、ルートがブレてしまいました。などとそれらしい言い訳はともかく、大星沢上流二俣中間尾根の下端から上流へ直線距離で100mほどの地点から取付くハメになりました。

JR中央本線上野原駅から飯尾行きのバスに乗り、原バス停で降りました。渋い家構えの原公民館の前がバス停です。公民館の軒先を借りてザックから手ぬぐいを引っ張り出して首にかけ、バスを追いかけるように歩き出します(走り去るバスの動画はこちら)。
大星沢沿いの「幸福の鐘」に立ち寄りました。ずっしりと重い鉄の撞木(槌)で1回、鐘を叩いて改めて出発します。
大星沢右岸尾根への危なっかしい橋を通過します。
大星沢左岸沿いをてくてく歩きます。
その大星沢なんですが、堰堤前の「土石流危険渓流」の看板には「相模川水系 方屋川」と書かれています。どうやら大星沢は行政的には方屋川(ほうやがわ)と呼ぶみたい。。
「風ノ神」です。祠の屋根が見えています。祠のあたりに629mの標高点が設定されています。
「はらたいらさんに3000点」とつぶやきながら原の集落を通過します。
ゆるーく登ってきて、炭焼小屋(右の屋根)の向かいが
かつて登った大星沢左岸尾根の取付点です。
大星沢は遠くはなれてしまいました。
急速沪過機という装置の先で登る道と水平な道に分岐します。地形図にはない道です。というか、そもそもこれまで歩いてきた道も地形図の実線(軽車道)とはズレています。
沢からはなれたくないので水平道を選択。
地形図の実線が破線(徒歩道)になってちょと先、「三頭山登山口」の道標が立っていたので驚きました。しっかりした道ですが手持ちの地図には掲載されていません。忘れられた登山道なのでしょうか。登らず沢沿いの道を進みます。
じょじょに危なっかしい雰囲気になってきました。
いつの間にか導水管が現れました。小さな沢を渡ります。
右上にしっかりした道があるみたい。
沢からかなり高いところを歩いています。
危なっかしいけれど路肩はしっかりしています。
木橋を渡ったりもします。
大きな水槽を通過します。
水槽の先にも道はつづいていたんですが、ここで道は消失。ただ堰堤に右端に梯子が見えています。
沢に降りるとコンクリートの階段があったりしてなんとなく歩けます。小さなアルミ梯子が堰堤に立てかけられています。ありがたいです。
堰堤に立ちました。左岸をまだ先に歩けそうな雰囲気です。
道らしきものがつづいていました。
ここで再び道は消失。水際を歩けるか検討しますが、上流はよく見えず、両岸に道らしきものはなさそう。
ふと、右手を見上げると赤テープがひらひらしていました。誘われます。
赤テープからさらに小尾根を登ってきました。道にぶつかるかな、という望みがあったんですが、空振り。
いつまでも登るわけにはいけないのでのっぺりした急斜面をトラバースします。
小尾根を越え、
あちらの尾根が赤星沢上流二俣中間尾根です(と思っていました)。
尾根に立ちました。対岸から岩壁がぐーんとせり出してきて沢の幅がぎゅっと狭まっています。
振り向いて赤星沢上流二俣中間尾根(違うけど)を登ります。かなりの急登です。
そこそこ登ったんですが、なんかヘン。幅広の尾根は赤星沢上流二俣中間尾根とはあまりに違いすぎます。スマホGPSで確認するとまったく違う尾根を登っていました。めざす赤星沢上流二俣中間尾根は岩がへばりついているあちらです(また違うけど)。
道なき道をトラバースします。岩に着いて念のためスマホGPSを確認してみるとまた違っていました。暑さのせいかな、なんだか認知機能が低下している気がします。
間違い尾根から沢に降りていきます。岩から下ってくる途中でそこそこしっかりした踏み跡が現れました。
沢に降りました。この写真でははっきりしませんが、二俣の出合からぐいーんとせり上がっている赤星沢上流二俣中間尾根を見上げます。言いにくいんですが、この尾根も間違いでした(登らなかったので未遂ではあります)。念には念をとスマホGPSを確認して正解でしたが、ちょっと自分にあきれてます。
想定していた赤星沢上流二俣中間尾根の取付点から100mほど上流です。二俣の出合に立ってスマホGPSと現場を慎重に検証します。