今回は中ノ岩山南西尾根を登り、中水ノ木沢右岸尾根を下り、クロノ尾山東尾根を登り、鋸尾根(のこぎりおね)を下りました。長ったらしく書きましたが、実際に長かったんで仕方がありません。疲れました。けれども歩いた時間は実はそれほどでもありません。大岳山(おおたけさん)の南西にごちゃっとある短い尾根がメインで、鋸尾根だけがそこから脱するように北に延びています。狭い範囲をウロウロ歩き、最後に鋸尾根をビーッと歩くんで時間はそんなにかからないんです。とはいってもわたくしの貧脚では7時間強かかりました。
中ノ岩山南西尾根、中水ノ木沢右岸尾根、クロノ尾山東尾根は『新バリエーションハイキング』(松浦隆康 著 新ハイキング社 刊 以下『新バリ』)の「大岳山南西面の支尾根」の項目に紹介されている尾根です。
中ノ岩山南西尾根と中水ノ木沢右岸尾根は大岳山と鋸山を結ぶ尾根にてっぺんがあって赤井沢に向かって延びている尾根で、クロノ尾山東尾根は御前山(ごぜんやま)から鋸山を結ぶ尾根上にあるクロノ尾山をてっぺんにして赤井沢に向かって延びている尾根です。鋸尾根は鋸山からほぼ真北に延び、奥多摩駅近くの多摩川と日原川の出合いあたりが下端になっています。
大岳山の南西面にある等高線がシワッシワで詰みっ詰みの帯は、中ノ岩山南西尾根や中水ノ木沢右岸尾根あたりでは大岳山と鋸山を結ぶ尾根に吸収されてなくなっています。前回や前々回に歩いた大沢右岸尾根やスベリ沢右岸尾根、クドレ沢右岸尾根なんかのドバーンとした岩場はないんですが、その残り香というか残滓というか「いや、まだ終わってないから」みたいな急勾配がビシッと己の存在を主張していました。
クロノ尾山東尾根も頂上近くの急登はかなりキツかったです。930mあたりから穏やかな尾根道がしばらく続くだけにその急登はグッと効きます。
鋸尾根を歩くのは確か3度目ですが、ほとんど記憶にありません。奥多摩側の植林帯の長いくの字くの字、傾斜のキツい長い階段は覚えていたんですが、鎖場があったりヤセていたり鉄塔があったりなど、イベント豊富な飽きない尾根でした。
※『新バリ』では「中ノ水木」沢右岸尾根という表記ですが、沢に架かっている橋の名前は「中水の木」橋でしたので中水ノ木沢右岸尾根としました。まっ、どっちでもいいとは思うんですけど。

中ノ岩山南西尾根、中水ノ木沢右岸尾根、クロノ尾山東尾根、鋸尾根
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■コース | JR五日市線武蔵五日市駅→[START]神戸岩入口バス停→(1時間10分)赤井沢神社→中ノ岩山南西尾根→(1時間40分)中ノ岩山→縦走路→(20分)1060m圏の下降点→中水ノ木沢右岸尾根→(40分)鋸山林道→赤井沢林道→(20分)取り付き点→クロノ尾山東尾根→(1時間20分)クロノ尾山→(45分)鋸山直下→鋸尾根→(2時間)[GOAL]JR青梅線奥多摩駅 |
■歩いた日 | 2020年1月11日(土) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■JR五日市線武蔵五日市駅→[START]神戸岩入口バス停→(1時間10分)赤井沢神社→中ノ岩山南西尾根→(1時間40分)中ノ岩山→縦走路→(20分)1060m圏の下降点→中水ノ木沢右岸尾根→(40分)鋸山林道
中ノ岩山南西尾根は赤井沢神社から取り付き、中水ノ木沢右岸尾根は先の見えない急降下で始まりました。












































































































