
マンナリ沢左岸尾根、ダイコン沢左岸尾根
(2/2)
■入沢山→浅間尾根→松生山→払沢ノ峰→内蔵ノ助山→(1時間15分)770m圏→ダイコン沢左岸尾根→(1時間25分)檜原街道→(10分)[GOAL]柏木野バス停→JR五日市線武蔵五日市駅
ダイコン沢左岸尾根の檜原街道への下降にはとまどいました。へんなルートで里に降りるときにはありがちなんですが、道はあるけれど民家の庭先に通じているんじゃないの? みたいな。今回は民家の屋根を見下ろしながらススキの原っぱをゴニョゴニョとさまよった挙げ句、幸いなことに空き家と草ボーボーの空き地の先にようやく檜原街道へ降りる階段を見つけることができました。
浅間尾根を東へ向かいます。振り返って、ススキの向こうが登ってきたマンナリ沢左岸尾根です。
「天領山936m」の山名板を通過します。
松生山(まつばえやま)の山頂に到着です。
三等三角点が設置されています。標高は 933.71m、基準点名は松倍(まつばい)。
ちょっと休憩。
道中。
あちらは笹尾根ですが
こちらも笹尾根っぽいです。
867mの標高点あたりを通過します。
払沢ノ峰(ほっさわのみね)を通過します。858mの標高点が設定されています。道標の向こうは払沢ノ峰北尾根[滝壺近くから登ってきた記録] [瀬戸沢と払沢の出合に下った記録]です。
770m圏の内蔵ノ助山を過ぎると
すぐにめざすダイコン沢左岸尾根が右下に見えてきました。
ダイコン沢左岸尾根の下降点です。ちなみに内蔵ノ助山の標高なんですが、地形図ではどう見ても770m圏です。けれどもどうやら一般に流布している標高は783m。なぜだろうと思って調べてみたら『奥多摩』(宮内敏雄 昭和刊行会 昭和19)の200ページに「独標七八三米の内蔵ノ助山」という記載がありました。これが出処でしょうか。
ダイコン沢左岸尾根を下ります。初っ端は左に見えている藪を避けて右から回り込みます。
下ってきて
下ります。左植林、右雑木の明るい尾根です。そこそこの急降下です。
道中。
680m圏の分岐は右へ。
左植林、右雑木の尾根がつづきます。
610m圏の微妙な分岐です。尾根筋なりにほぼ直進します。檜原街道からのエンジン音がよく聞こえるようになりました。このあたりから尾根の形が複雑になり、スマホGPSに頼りっぱなしです。
デンジャラス感はなく、重力とバランスを取りながら無心に下っていきます。
なぜ撮ったか不明な写真。とにかくこんな尾根を下り、
560m圏は左へ。
植林内の急降下です。
追い込まれるようにヤセ尾根へ。
ヤセ尾根はつづき
490m圏の分岐は左へ。
ずんずん下り
なかなかの急降下になり
下ってきて
下り
下ってきて
下り
左にぐーっと曲がり、
眼下がぽかりと明るくなってきました。
草ボーボーの原っぱの先に何かの灌木が垣根のように並んでいてその先に民家の屋根が見えてきて
垣根の向こうはススキの原っぱ。どう進んでいいのかわからなくなって右手の植林の中へ逃げ込みます。
あれは臼杵山、ですよね。などと余裕ぶってみてもしようがありません。檜原街道への着地点を探して
植林内を下っていきます。
檜原街道の上に出ました。車が行き交っています。擁壁の上に落石防止の鋼板がめぐらされています。立ち往生です。
登り返してススキの原っぱに突入。
踏み跡を捉え、たどると原っぱから一段下に鉄の手すりが見えました。写真中央上の暗がりです。
原っぱからズザザザと下ってくると
左は空き家、右は荒れ地です。
コンクリートの坂道を下り、檜原街道に立つことができました。これにてダイコン沢左岸尾根はおしまいです。
檜原街道を東へてくてく歩き柏木野バス停に着きました。待合所で両手に持っていた杖やチェーンスパイクをザックにしまい、ログの記録を停止しました。


