奥多摩尾根歩き
大楢沢左岸尾根東支尾根、大楢沢二俣中間尾根

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数馬峠北尾根→(30分)大楢沢二俣中間尾根下降点→大楢沢二俣中間尾根→(35分)大楢沢


大楢沢二俣中間尾根は小屋跡から小屋跡(多分)に下りました。ほぼおだやかな美尾根でしたが大楢沢二俣への降下はザレたキビシい勾配。なんとかしのぐと最下端は小屋跡のような平坦地からすーっと二俣出合に立つことができました。

大楢沢左岸尾根数馬峠北尾根に向かいます。
おだやかな尾根道です。
道標で数馬峠北尾根と合流。右奥から登ってきました。
すぐに948mの標高点あたりを通過します。なんにもございません。
塩地窪右岸尾根Ⅰの下降点を通過します。990m圏です。
登山道を離れて大楢沢二俣中間尾根を探していると倒壊した小屋にぶつかりました。1010m圏です。
大きなトタン屋根です。大楢沢二俣中間尾根は小屋跡の向こうに下っています。
ゆるく下っていきます。快適な尾根歩きです。
990m圏の分岐です。ほぼ直進、やや右の尾根へ。
分岐から下ってきて
すぐの分岐は左の尾根へ。
心地よい尾根を下ってきて
のんびりと下ります。日が刺すと夏とは違う角の取れた光に包まれます。
930m圏で左雑木、右植林に。
880m圏でそこそこしっかりした踏み跡を横断します。大楢沢左岸尾根東支尾根で横断した道につながっているかもしれませんが確かめる気にはなりません。
じょじょに勾配がキツくなってきました。
急降下ほぼ平坦、ほぼ平坦から急降下のセットがつづきます。雨かと思ったら水の流れる音です。
ズザザザーと下ってきて
二俣出合が見えてきました。キツい急降下です。
ふっと勾配はゆるみ、小屋跡みたいな平坦な尾根になりました。
てくてく歩いていくと大楢沢二俣の出合です。
振り返って、これにて大楢沢二俣中間尾根はおしまいです。
二俣出合に降りてもう一度、大楢沢二俣中間尾根を振り返ります。実は急降下の途中で尾根下端近くを右から左へ音もなくすごいスピードで横断するクマを見ました。慌てふためいて逃げ去る雰囲気だったのでかまわず下ってきました。姿は見えません。
大楢沢の右岸にザックを降ろして休憩します。やはりちょっと怖いので杖を握ったまま大きめの鼻歌でわたくしの存在をアピールします。曲は西岡恭蔵の『プカプカ』。選曲のセンスが光ります。次は後編「大羽根山北西尾根南谷沢二俣中間尾根」です。