今回は奥多摩側から長沢背稜(都県境尾根)の棒ノ折山(棒ノ嶺)に登り、長尾丸山から北にのびる長尾丸山北尾根を飯能市側に下りました。「長沢背稜またぎ」の第何弾めかです。
長尾丸山北尾根はテキトーな名付けです。『奥多摩 登山詳細図(東編)』(吉備人出版)に記載されているサスムカウ入という谷の左岸尾根ですが、『山と高原地図22 奥武蔵・秩父』(昭文社)にはサスムカウ入と同じ谷が大渕入と記載されています。有間川との出合あたりに龍神淵(有間大渕)という淵があるので「あー、そうなんだ」とは思いますが、サスムカウ入ってなんでしょ。焼き畑を意味するサスなのか、どこかと差し向かっているのか、謎です。『奥多摩』(宮内敏雄著 昭和刊行会刊 昭和19年)の地図にもサスムカウ入の名前が載っていますが位置の特定はできませんでした。
今回の尾根歩きは有間川にちゃんと降りられるか不安のまま出発したんですが、残念ながらその不安は現実のものになってしまいました。

長尾丸山北尾根
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■コース | [START]JR青梅線川井駅→都道→(1時間10分)奥茶屋キャンプ場→(1時間40分)棒ノ折山(棒ノ嶺)→長沢背稜(都県境尾根)→槇ノ尾山→(1時間)長尾丸山→長尾丸山北尾根→標高796m→運命の分岐(?)→(1時間50分)道路→「龍神淵(有間大渕 有間川)→有間渓谷観光釣場→名栗湖右岸道路→有間の湧水→有間ダム→(1時間30分)[GOAL]さわらびの湯→ノーラ名栗・さわらびの湯バス停→西武鉄道飯能駅 (7時間) |
■歩いた日 | 2022年9月25日(日) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■[START]JR青梅線川井駅→都道→(1時間10分)奥茶屋キャンプ場→(1時間40分)棒ノ折山(棒ノ嶺)→長沢背稜(都県境尾根)→槇ノ尾山→(1時間)長尾丸山→長尾丸山北尾根→標高796m
このページは、川井駅から大丹波川の上流に向かい、奥茶屋キャンプ場から棒ノ折山(棒ノ嶺)に登り、長沢背稜(都県境尾根)の長尾丸山から長尾丸山北尾根を下って標高796mまでの記録です。
雑木に囲まれた快適な尾根歩きで始まったんですが、すぐに林道の擁壁のてっぺんに出てしまい立ち往生。幸い苦労なく下降点が見つかり、すんなり尾根の続きをたどることができました。地形図を見る限り、植林の中を黙々と下るイメージだったんですが、植林と雑木に分ける快適な尾根歩きが続きます。



























長尾丸山は長尾ノ丸、長尾丸、名郷ノ丸、名郷丸なんかの名前があるようです。

















次ページは龍神淵をめざしての後半戦です。決死の急降下と2mほどのズリ落ち、迷った末の有間川急流渡渉、ちょっとした冒険になってしまいました。