奥多摩尾根歩き
長野川上流二俣中間尾根、森沢右俣上流二俣中間尾根

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笹尾根1060m標高点→(15分)笹尾根1100m圏→森沢右俣上流二俣中間尾根→(25分)森沢右俣上流二俣分岐点→(1時間)林道森沢線→(20分)檜原街道→松坂屋酒店→(50分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→温泉センターバス停→JR五日市線武蔵五日市駅


森沢右俣上流二俣中間尾根はごく短い尾根です。水平距離で450mほどしかありません。名前を付けられて迷惑かもしれないけれども、上部から下部へのメリハリの効いた傾斜の激増はなかなかの役者でした。
森沢は右岸をメインに渡渉は4、5回。これぞ踏み跡の鑑みたいな踏み跡から草の影みたいなものまでたどりにたどりました。そして沢歩きの終点は林道の終点でした。

小糠雨はやんだようですが笹尾根は蜘蛛の中です。
ぐーっと登ってきて藤尾分岐の道標でかくっと右に折れます。
道中。
1060m圏から15分ほどで森沢右俣上流二俣中間尾根の下降点に到着。1100m圏です。濡れた落ち葉にザックを降ろして休憩します。スマホGPSで位置を確認したり、靴紐を締め直したりして10分ほどダラッとしました。
森沢右俣上流二俣中間尾根を下ります。降下点は原っぱみたいでとらえどころのない地形です。
テキトーに下っていきます。
平たくまるーい尾根を下ってきて
なんとなく尾根らし形になってきました。音もなくすごいスピードで2頭のシカが尾根を横切っていきました。
できたてほやほやのシカの足跡です。
シカの足跡ばかりでなく、こんな獣道か作業道かはっきりしない踏み跡をいくつも横切ります。
だんだん勾配がキツくなってきました。右手下から水の音が聞こえてきます。
どんどん勾配はキツくなっていきます。
下ってきて
森沢右俣の右俣左俣の出合が見えてきました。
もうすぐです。
出合に立ちました。
振り返って森沢右俣上流二俣中間尾根です。これにて森沢右俣上流二俣中間尾根はおしまい。25分ほどで下ってきた短い尾根でした。
森沢右俣の下流方向です。左右どちらにも踏み跡は見当たりません。
とりあえずテキトーに水際を下ってきました。
引きつづきテキトーに下ります。
石積が残っているワサビ田跡を歩きます。
大人の駐車場を通過しました。
左岸に踏み跡が見つかりました。
左岸に注ぐ枝沢。この尾根、気になります。
大岩の下を通ります。ちょっと腰が引けます。
無事、歩いてきました。
滝横の急降下です。
テキトーに歩くしかありません。
右岸から左岸へ、何度目かの渡渉です。
大羽根山から流れてきた沢が左岸に注ぎ込みます。この尾根、気になります。
小ぶりな炭焼き窯跡を通過します。
左岸にそこそこしっかりした踏み跡が現れました。明らかにヒトの意思が宿っています。
踏み跡は右岸に渡ってつづいています。
急斜面というか崖を這い上がります。
踏み跡はつづきます。
細長くて薄いロッカーの扉みたいな桟道です。向こう側では床が抜けています。危なっかしくて歩く気になれません。右の丸太の上を渡ります。
桟道を渡ると擁壁で守られた森沢林道の終点です。これにて森沢の沢歩きはおしまいです。
森沢林道は擁壁の内側が何か所も抜け落ちています。
かつて登った森沢左俣左岸尾根を通過します。
濡れたコンクリート苔道はよく滑ります。油断すると何度もイナバウアーを強いられます。
ゲートを抜け、
森沢林道の起点を過ぎ、
檜原街道が見えてきました。
「檜原温泉センター数馬の湯」に向かいます。大羽根山東尾根の取付を過ぎると腰がまがって杖を突くおばあさんに追いつきました。きょうは人里(へんぼり)のお祭りで獅子舞を見に行っての帰りだそう。明日は数馬で獅子舞があると教えてくれました。おばあさんとは手打前(てうちまえ)という物騒な名前のバス停でわかれ、大盛況のキャンプ場を過ぎ、いったん温泉センターを過ぎ、松坂屋酒店に寄って缶ビールを購入し、歩き飲みでプレ乾杯をし、温泉センターに入館。
5週連続の温泉センターは顔パスで料金を払い、「いつもの」と食券機の前でつぶやいて瓶ビールと舞茸の天ぷらのボタンを押します。
温泉センターを出て檜原街道の向かいに温泉センターバス停があります。バスタオル用のタオルを振り回していたら武蔵五日市駅行きのバスがやってきました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。沢歩きからの尾根歩き、尾根歩きからの沢歩きを無事に楽しく終えることができました。また、よろしくお願いします。