奥多摩尾根歩き
兵ノ沢右岸尾根、二子山東尾根、(旧名栗街道)

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二子山(雄岳)→二子山東尾根→甲仁田山→(1時間25分)旧名栗街道


二子山東尾根は景色のよさそうな場所はどこも残念ながら薄墨色の雲の壁。つるんとした垂直の岩を滑るように降りて岩にへばりつくように歩くちょっと危なっかしい岩場があったりして、甲仁田山(こうにたやま)からは断続的に急降下がやってきて、そこそこややこしいいくつか分岐があって、本筋と思われる尾根を下って二子山入口バス停の近くの県道に着地しました。

平地のなかの踏み跡をたどっていき、ぐっと絞られた尾根を下ります。
葉が落ちて晴れていれば景色がよさそうな岩場に立ってみました。
ちょっと下って、同じく。
岩がもっこりした850m圏のピークです。ここから岩場のちょっと危なっかしい尾根下りです。
つるりとした岩を下ってきて
安全に下れるルートを探ります。
岩場をしのぎました。
曇天下の緑を愛でて
謎のコンクリート遺構を通過します。ドンと立ったコンクリートをぐるりと回ってみたんですが謎は謎のまま、
左手下に道路が見えてきました。そのまま尾根上を歩きます。
完膚なきまで倒壊した祠らしい残骸が踏み跡の左右に散らばっています。
埼玉県の林班界標「25|27」を通過します。
ゆるーく登ってきて
電波塔の横か裏に出ました。ここが甲仁田山の山頂かと思ったんですが違いました。岩菅山といい、一筋縄ではいきません。
電波塔を取り囲むコンクリートで固められた擁壁の上を登っていくと甲仁田山の山頂のようです。滑りそうでめちゃくちゃ怖かったけれど
杞憂でした。ちっとも滑らない擁壁の上を登ってきて
甲仁田山の山頂に到着です。平坦な草地です。左奥の松の根元に
山名の書かれた石板が石積の上に載っていました。山頂のどこかに847mの標高点が設定されています。
ザックを降ろして休憩します。雲の中の電波塔を見上げたり草を「ビシッ」とかつぶやきながら蹴ったりしてぶらぶらします。
二子山東尾根のつづきを歩きます。すんごい急降下で始まりました。
下ってきて
おだやかな尾根道になって
激しく下ってきて
キッツく下ります。
平坦な尾根まで下ると3人の男(1)女混合ベテランパーティとすれ違いました。登り口がわからず苦労したそう。大きな声で会話しながら急勾配をぐんぐん登っていきました。
何度めかの平坦な尾根から
急降下のセットです。
690m圏の分岐です。しっかりした尾根が右に下っていますがやや左の尾根へ。
660m圏の分岐です。ここも右下に立派な尾根が下っていますがほぼ直進します。
650m圏の3叉の分岐です。ほぼ直進の真ん中を下ります。キッツい急降下です。
とてもゴージャスな尾根道になりました。
地形図に記載のある破線(徒歩道)が尾根から右に
下っています。600m圏です。
尾根筋を追って下ります。
540m圏で尾根は左にぐーっと曲がりますが
ちょっと曲がりが足りなかったみたい。そこそこしっかりした踏み跡をたどってさらに左へ。
道路を行き交う車やバイクが木間に見えます。薄ーい踏み跡をたどって
尾根を左にはなれ、名前のわからない沢から
道路に向かってずんずん下ります。
落石防護網や高い擁壁にはばまれることなく、右の荒れた林道っぽい道から道路に降りてきました。これにて二子山東尾根はおしまいです。
すぐ近くに二子山入口バス停がありました。
旧名栗街道(県道53号 青梅秩父線)を歩き、さわらびの湯をめざします。