奥多摩尾根歩き
滝谷上流左岸尾根東隣尾根、滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根

(滝谷上流左岸尾根東隣尾根)


今回は滝谷上流左岸尾根東隣尾根を登り、滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根を下りました。前々回、前回の続編みたいな尾根歩きです。
滝谷は日原の深部、三又(みまた)に西から流れ込んでいる谷です。その上流部左岸の滝谷上流左岸尾根を登ろうとしたのが前々回。登ったのが前回。その東隣の滝谷上流左岸尾根東隣尾根を下ろうと計画して最終バスに間に合うか不安があって断念した前回を引き継いで今回は登り、その東隣の滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根を下ってみようというのが今回の目論見です。
東隣尾根東隣尾根は誤字ではありません。ヘンな名付けですがふざけたわけではなく、ほかに思いつきませんでした。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(2時間10分)小川谷林道終点広場→小川谷左岸登山道→(35分)三又→滝谷左岸道→(45分)滝谷上流左岸尾根東隣尾根取付→滝谷上流左岸尾根東隣尾根→(1時間30分)上滝尾根合流点→上滝尾根→滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根→(30分)滝谷左岸道→(15分)三又→小川谷左岸登山道→(30分)小川谷林道終点広場→小川谷林道→(2時間)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
(8時間15分)
歩いた日 2023年8月20日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(2時間10分)小川谷林道終点広場→小川谷左岸登山道→(35分)三又→滝谷左岸道→(45分)滝谷上流左岸尾根東隣尾根取付→滝谷上流左岸尾根東隣尾根→(1時間30分)上滝尾根合流点


滝谷上流左岸尾根東隣尾根の取付は下る予定の滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根を乗越して谷を越えた次の尾根なんですが、じゃあ滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根はどこよ、ということになります。滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根は何度か歩いた上滝尾根の西というか南隣の尾根なので慎重に歩けばどちらもわかるでしょ、と出発。わかるにはわかったんですが、わかったことが悔やまれるほどの苛烈な急登が取付から始まりました。四肢を総動員しての岩場の激登が40分ほど続いてようやく傾斜はゆるんだんですが、稼いだ標高は約50mぽっちという劣悪な労働環境でした。けれども以降の尾根歩きはおだやかで美しい尾根姿を堪能しました、と言いたいところだけれどもかなりの疲労でボーゼンと尾根美を眺めたのでした。

おはようございます。奥多摩駅前から東日原行きのバスに乗り終点で下車。小川谷橋を渡って右折し、林道小川谷線を歩いてきました。林道を岩や土砂が埋め尽くした崩落地を越えます。
林道終点広場から小川谷左岸の旧登山道をたどり、三又に到着。正面奥から滝谷、右からすぐ上流で割谷(われたに 悪谷)を合わせた小川谷が流れ込んでいます。
ずっとこの出合から下流が小川谷だと思っていたんですが、古い(1960年前後)書籍や雑誌にはもっとずっと上流の左岸から日向沢が流れ込む旧酉谷小屋が建っていたあたりから下流が小川谷だと記述されているのを知りました。必ずしも昔がそーだったから今もそー、とは思いませんが、知った以上、今回から古の記述に従うことにします。
三又で休憩し、小川谷を渡り、滝谷左岸の上滝尾根に取付きます。
のっぺり気味の危なっかしい道を登っていきます。
薄い踏み跡をたどり、上滝尾根を登っていくと
木の根っこに巻かれた意味ありげなテープを発見。標高1050m圏(以降、「標高」は省略)です。
左の滝谷側に左岸道を探すも、えぐれてデンジャラスな急斜面があるばかり。さらに登ります。
1080m圏で今度は立木にテープです。左手に薄っすらと踏み跡がのびています。
この写真ではわかりづらいですが、道だよね、みたいな道が続いています。これが滝谷左岸道で間違いないようです。
滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根を乗越します。予定通りに歩ければここに降りてきます。
滝谷左岸道はほぼ水平な道が続きますが、
谷に向かうと下り、
尾根に向かうと登る、という山の中腹につくられる道のセオリーに忠実にのっとっています。
名前のわからない谷に到着。1100m圏です。右岸が滝谷上流左岸尾根東隣尾根です。この谷の名前が分かれば滝谷上流左岸尾根東隣尾根滝谷上流左岸尾根東隣尾根東隣尾根なんてややこしい名前ではなくて、◯◯谷右岸尾根、◯◯左岸尾根と呼ぶことができるんですがしょうがありません。滝谷上流左岸尾根東隣尾根を見上げながら空になったペットボトルに谷水を汲みます。
滝谷上流左岸尾根東隣尾根を下方を覗き込んだんですが、恐ろしげなことしかわかりませんでした。
取付きます。
登ってきて、
すぐに尾根をふさぐ大岩です。邪魔になりそうな杖を背中とザックの間に差して背負います。
左に回り込んでみます。
岩やら木やら木の根っこをつかみながら10分ほどで大岩の上に立ちました。久々の尾根歩きで体が重いです。
あちらから這い上がってきました。って言われてもなんだかよくわかりません。
続けざまに大岩です。岩肌をつかみながら右側を登っていったんですが、途中で断念。引き換えして
左に回り込むと岩に沿って登るルートとやや下って巻いていくルートがありました。いや、ルートなんてものじゃありません。獣道にまでなりきれていないようなただの土の凹み、気配、雰囲気です。
中央の谷地形を這い上がってきました。ここも四肢を総動員し、額を山肌に擦り付けんばかりの急登です。
1150m圏でようやく尾根はおだやかになりました。標高差50m、40分の激登でした。

岩場の激登を終え、ヤセ尾根をただ歩いている映像です。
ヤセ尾根のゆるやかな登りが続きます。
左手からずーっと滝谷の音が聞こえているんですが、谷は深く、水面は見えません。
あの先で右から登ってくる小尾根と合流しそうです。
1240m圏。合流した、のかな? 地形図からはさっぱり読み取れない地形が広がっていました。まーまーまー、固いこと言わずに合流しようがしまいがどーでもいいんじゃないの。みたいな美しい景色です。
尾根の続きがさっぱりわかりません。テキトーに高みをめざします。
登ってきて
登ります。
下草が生えている尾根が上滝尾根のようです。
あちらは滝谷の上流方向です。ゆったりと波打つ地形が続いています。
あの向こうから登ってきて
上滝尾根に立ちました。これにて滝谷上流左岸尾根東隣尾根はおしまいです。
上滝尾根の1480mの標高点まで登ればキリがいいんですが、「前回も歩いているし何度か歩いているのでここでじゅうぶん」と天使なのか悪魔なのかわからない声が聞こえました。ということで1330m圏をもって滝谷上流左岸尾根東隣尾根はおしまいとします。なによりちょっと疲れたのも正直なところです。空元気が空になりそうでした。ザックを降ろして休憩します。