奥多摩尾根歩き
クラミ窪右岸尾根、大ダツ窪右岸尾根

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大ダツ窪右岸尾根→(50分)カロー大滝→ヨコスズ尾根西面水平歩道→旧日原小学校→(2時間40分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


大ダツ窪右岸尾根はほぼ急降下と雑木でできたコンパクトな尾根です。ハンギョウ尾根の1280mあたりからカロー大滝までを結んでいる道にぶつかるまで歩きました。
ヨコスズ尾根西面水平歩道が水平なのは後半の少しの距離だけで、全行程にそこそこ起伏があった気がします。

ハンギョウ尾根の向こう側(東面)に下る大ダツ窪右岸尾根を探しながらゆっくり登っていきます。あれでしょう。すぐに見つかりました。
これです。
モノレールに背を向けて下ります。1410m圏です。
葉っぱの向こうに長沢背稜の天目山(三ツドッケ)の頂上がちょうど隠れています。
急降下です。
すごい急降下です。
不自然に平坦な場所を通過し、
使い古しすぎた歯ブラシみたいな倒木を越え、
下りに
下ってくると
あっけなくハンギョウ尾根とカロー大滝を結ぶ道にぶつかりました。これにて大ダツ窪右岸尾根はおしまいです。
大ダツ窪右岸尾根の下方。
カロー大滝に向かいます。
大ダツ窪を渡ります。
前回に登った大ダツ窪左岸尾根を乗り越してから気付いて振り返って撮影。
クッと曲がってどんどん下っていきます。
水の音が大きくなってきて急に道は不鮮明に。
完全にのっぺりになりました。どこかで道をはずれたみたい。テキトーにカロー谷に向かって下っていきます。かなりの勾配です。
道に復帰できました。偶然ぶつかりました。
カロー谷まで降りてきました。谷の上流にカロー大滝が見えます。対岸に渡り、左岸沿いを登り、
カロー大滝です。
ココロのきれいな人にしか見えないという壺虹がビシッと見えました。10色くらい見えました。ザックを降ろし、ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みながらしばらく休憩します。
もう一度、大滝を見上げて出発します。
左岸のしっかりした道をたどります。
雑木から植林に入り、ヨコスズ尾根に登る尾根を乗り越し、
乗り越してすぐ、右に下る道へ。直進方向にしっかりした道が続いていますが『奥多摩 登山詳細図(西編集)』(吉備人出版)には✗印がついています。
尾根を縫うようにくの字くの字でどんどん下ります。
カロー谷が見えた、と思ったら違う谷で、くの字に曲がった先の
こちらがカロー谷でした。
道はカロー谷を渡ります。
対岸にはそこそこしっかりした道が上流に続いています。どこまで行けるんでしょう。
振り返って下流に向かいます。
橋の残骸あたりで対岸へ。
経木小屋跡の上に出ました。前回渡った3連木橋も見えます。
小屋跡を過ぎるとすぐに土砂で埋まったヨコスズ窪です。ヨコスズ窪右岸尾根とヨコスズ窪左岸尾根の奥にヨコスズ尾根が横たわっています。
ヨコスズ窪の膨大な土砂を乗り越え、あの石積みのヨコスズ尾根西面水平歩道に踏み入ります。石積みの下の谷沿いの道というか踏み跡はカロー谷経路(「ヨコスズ窪右岸尾根、ヨコスズ窪左岸尾根」へ)です。
立派な道が続きます。
改修された桟道を渡ります。この後も多くの桟道が改修されていました。
水平歩道といってもそこそこ起伏はあります。ここはくの字くの字で右上の石組みの道までグッと登ります。
ハンギョウ尾根
滝入ノ峰山頂のちょっと西から下ってきた尾根を乗り越します。
炭窯跡を通過し、
道をつくってもすぐ流されそうなのでほっといたほうが良さげな場所を通過し、
大きな倒木の根っこでくの字に折れ、
日原鍾乳洞の上を通過し、
スペアリブみたいな朽ちた桟道を歩き、
ビシッとした道をひたすら歩きます。
ギューって止まったのか、ニューって滑ったのか。
「巨樹コース」の道標。すぐ下には林道が見えてきました。
下方で3、4本に分岐したヨコスズ尾根のひとつを乗り越します。
難解な道標を通過します。
扉だけがない金網フェンスを抜けると
すぐに旧日原小学校です。ここでヨコスズ尾根西面水平歩道はおしまいです。
東日原バス停でバスを待ちます。よく「今年の紅葉は色がいい」とか「よくない」と聞きますがわたくしにはさっぱりわかりません。「あぁ、きれいだなあ」と思うばかりです。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。無事に予定していた尾根歩きを終えることができました。また、よろしくお願いします。