奥多摩尾根歩き
ショウ沢右岸尾根、土俵岳北東尾根、笹尾根、槇寄山北東尾根、ショーノ沢左岸尾根

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土俵岳→笹尾根→小棡峠→(丸山)→笛吹峠→藤尾分岐→(笹ヶタワノ峰)→数馬峠→(2時間)田和峠→槇寄山北東尾根→(55分)965m標高点→ショーノ沢左岸尾根→(25分)檜原街道→松坂屋酒店→(25分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→JR五日市線武蔵五日市駅


後半のハイライトは田和峠からの地形図の破線(徒歩道)歩きでした。地形図には笹尾根の北を巻いて槇寄山北東尾根に向かう破線が描かれています。けれども前回、南谷沢二俣中間尾根を探したときと同じく道は見つからず、なだらかな山腹をさまようハメに陥ってしまいました。破線は廃道というよりは消道だと思います。ただ、破線をなぞるように獣道がつづいている場所があり、ヒトが棄てた道を獣が利用しているみたい。

あまり眺望のない土俵岳の山頂を辞します。
道中。
小棡(こゆずり)峠を通過します。
笛吹(うずしき)峠(大日峠)を通過します。
いろんな場所を通過し、1060mの標高点あたりを通過します。
藤尾分岐で笹尾根はかくっと右に折れ、
大羽根山尾根を乗越ます。
数馬峠を通過し、
田和峠に到着です。いよいよ地形図の破線歩きです。
峠からすぐ右手に破線が出ているんですが、現場では見つかりません。初っ端から暗雲が立ち込めます。
しようがないのでスマホGPSを頼りに破線の上と思しきあたりを歩きます。道があったといわれればそうなのかなあ、という雰囲気です。
道? うーん、、、。
時折、獣の踏み跡と破線が被ります。
うーん、、、。ここに道があったのでしょうか。上や下を探りながら歩いているんですが、道らしいものは見つかりません。
スマホGPSによるとバッチリ破線の上に乗っています、うーん、、、道でしょうか。
道の痕跡のこの字も見つかりません。ただ、獣の踏み跡が破線の上をほぼ忠実にたどっています。
テキトーにトラバース(山腹水平移動)をつづけていたら破線から上にずれていました。道を探しながら下ります。
時代を感じる缶や瓶をちらほらと見かけます。道の名残りでしょうか。
相変わらずの道? です。
左手上から話し声が聞こえてきました。ヘルメットを被り作業着を着た3人のグループです。西原(さいはら)峠からの道を下ってきたようです。
西原峠からのしっかりした道に合流しました。結局、田和峠からの破線は廃道というよりは消えてなくなった消道、とわたくしなりに結論づけました。ここからは槇寄山北東尾根を下ります。
槇寄山北東尾根の登山道を下っていくと、立木にぶら下がった折れた枝を高枝切りで切断中でした。作業現場の上と下にひとりずつ立ち、安全確保です。みなさんと挨拶。おじゃましました。
テレビアンテナ(多分)を通過します。
でっかいカラカサタケ(ニギリタケ)を通過します。食べた記録はこちら。
「国定忠治が遠見した所」を通過します。かつて下った曲り沢右岸尾根のてっぺんです。
965mの標高点あたりです。ここで槇寄山北東尾根はなれて左(東)へ、ショウノ沢左岸尾根を下ります。ショウノ沢左岸尾根は何度か歩いたことがあります。
そういえばショウノ沢左岸尾根は尾根上をあまり歩きません。
凹んだボブスレーのコースみたいな道がぐにゅっと曲がったりします。
新しそうな道が右下っていきますが直進するちょっと荒れている道へ。
すぐに新道と合流。
道標です。左に急降下する道には通せん坊の丸太が置かれています。道標に従って向こう側に越えると
こちらも負けじと急降下です。手すりがあったりロープが張られていたりしてちょっと危なっかしい下りがつづきます。
檜原街道が見えてきました。車かバイクか自転車が通るのを待っていたんですがそんなときに限って来やしません。来てもシャッターのタイミングを逃してしまい、10分近くここにふんばっていました。そんな力作です。
檜原街道に立ちました。これにてショウノ沢左岸尾根はおしまいです。「檜原温泉センター数馬の湯」に向かいます。
九頭龍神社を過ぎ、松坂屋酒店に立ち寄り、
温泉センターバス停です。風呂上がりに瓶ビールと舞茸の天ぷらをいただきます。天ぷらがでっかくて驚きました。7週連続のわたくしへのサービスかと思ってニンマリしていたらみなさんでっかかったです。ははは。瓶ビールのお通しが舞茸と生姜の煮付けから舞茸とゴボウと昆布の煮付けになっていました。ささがきゴボウのシコッとした食感とやわらかい舞茸の食感がすこぶるマッチしておいしゅうございました。生乾きの右靴に足を突っ込みバスを待ちました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。動画は撮れませんでしたが、南秋川への降下、渡渉、田和峠から槇寄山北東尾根につながる破線たどり、楽しかったです。ちょっぴりシンドかったけれど。また、よろしくお願いします。