奥多摩尾根歩き
幸神尾根、ロンデン尾根、麻生山東尾根、448m標高点南尾根、真藤ノ峰南尾根

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麻生山→麻生山東尾根→(1時間55分)都道184号→(10分)[GOAL]つるつる温泉→JR五日市線武蔵五日市駅


麻生山東尾根は初っ端で膝下までの雪と急降下で大変な目にあい、登山道を横切り、林道を横切り、あみだくじみたいに分岐に次ぐ分岐をゴニョゴニョと下り、尾根を間違えたり間違えなかったり、下端では沢に降りて対岸の石垣を這い上がるハメになったりの尾根歩きでした。

麻生山山頂からの景色。北から
時計回りに
ぐるーっと
東南まで見渡せます。確か数年前はどちらかというと陰々滅々とした山頂だったような記憶がありますが変われば変わるものです。
方角を確認。あの切り株の方向が麻生山東尾根です。
ふかふかの深い雪です。ズボリズボリと下っていくと赤テープがありました。なんの印でしょう。
足元は悪いし痛い藪が続きます。おまけにかなりの急降下です。
下ってきて
下ります。チェーンスパイクが役立っているようには思えません。
下ってきて
下ると
細い踏み跡のある登山道に合流しました。
約20分のキツい下りでした。
登山道は尾根を回り込んでいきますが、
そのまま尾根を下ります。登ってきた足跡がありました。
テキトーに下ってきて
登山道にぶつかりました。どうやら麻生平という場所の下です。
歩きたいのはあの擁壁の上に横たわっている尾根です。
登山道を麻生平に向かいます。
すぐに麻生平に到着。
北方面がバーンと開けています。
日の出山。
尾根の続きを歩きます。右は林道。
麻生平から登ってきて
登ります。
快適な尾根道が続き、
鉄塔です。
ススキをかき分け、テキトーに右方向の2番の脚に下ってくると
たまたまビシッと尾根上でした。
すぐに林道にぶつかります。林道の向こうには簡素な東屋が建っています。高い擁壁の上ではなくてよかったです。
左手から林道に降ります。「此名 麻生山林道」と墨書された看板が立っていました。
あちらから下ってきて
尾根の続きはあちら。620m圏です。
東屋から正面に白岩山のフェンスの向こうにのびていた尾根が見えていました。
東屋から下り始めるとすぐ分岐です。左に進みます。
580m圏の分岐です。左へ。
標石、赤帽黒杭、ためぐそ(この撮影は不可抗力)の向こうにきょう1番か2番か3番かの急登が始まります。
登ってきて
右から登ってきた尾根と合流します。
右から登ってきた尾根です。
左へ。
すぐにまた分岐。テープがひらひらしている右の尾根へ。
左植林、右雑木の尾根になりましたが
すぐに左右雑木のややヤセ尾根に。
550m圏の分岐は右へ。
こんな歩きやすい尾根で
下ってきて
拍子抜けするほど快適、などと思いながら下ったんですが
この分岐でハタと足が止まりました。左右どちらの尾根もなんだか方角が違います。念のためスマホGPSで確認。やはり下ってきた尾根は予定していた尾根ではありません。
登り返します。そう、あのピークから右奥に見えている尾根を下りたいんです。先ほどの550m圏の分岐は尾根形のはっきりしない真ん中の尾根を下るべきでした。
獣かヒトか両方か、トラバース(山腹水平移動)する踏み跡がありました。550m圏まで登り返すのはしんどいのでこの踏み跡をたどり、
目指す尾根に乗り、
下ります。
炭焼き窯跡らしきイチジク浣腸形のくぼみを通過します。
おだやかな尾根道です。
なんとなく尾根の雰囲気が変わり、
480m圏のあまりはっきりしない分岐です。左へ、と言うか右の尾根を下るには注意深く探さないと見つからないかもしれません。
下ります。そこそこの急降下です。
下ってきて
植林帯に入ります。
前の写真から4、5分でこんな藪っぽい急降下の尾根になって
痛い痛いとつぶやきながら下ります。
下ってきて
尾根は右にねじれるように方向転換します。
右下に小さな橋、正面に都道184号線から谷に突き出た駐車場、左に大きな橋が見えました。大きな橋を目指してトラバースすることにしました。
踏み跡? をたどります。
橋はこの谷(岩ノ沢というらしい)の対岸です。対岸の石垣に石段がつくられているんですが、谷に降りられません。
谷の上流に向かって少し進むと谷に降りられる場所がありました。対岸の石垣も登れそうな場所があります。足元は2m強の滝になっています。
谷に降り、対岸を上流に向かい、写真中央の岩から石垣を這い上がり、
林道(焼岩林道)に立ちました。
左が麻生山東尾根です。これにて麻生山東尾根はおしまいです。
焼岩林道起点の石仏たち。焼岩林道は途中で横断した麻生山林道に接続するようです。
都道を登って10分ほどで「生涯青春の湯 つるつる温泉」に到着。んー、どちらかというと楽しみにしていた温泉のはずなのにまったく入る気が起きません。メンドーと言うか気力が失せたと言うか、なんだかね不思議。
んー、どーしょーか、などと思いながらズボンの汚れなんかをタオルで叩いていたらバスがズザーってやってきたんで吸い込まれるように乗って
車窓から見える山や谷や乗ったり降りたりする人を眺めていると武蔵五日市駅に着きました。駅舎内のコンビニで缶ビールを購入し、ホリデー快速に乗車。あれよあれよという間に帰宅の途についたのでした。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。おだやかな幸神尾根やロンデン尾根にそこそこパンチの効いた麻生山東尾根、448m標高点南尾根、真藤ノ峰南尾根の組み合わせは面白かったです。今後ともよろしくお願いします。