奥多摩尾根歩き
七跳尾根、ヨコスズ尾根

(2/2)


七跳尾根→(2時間)七跳山→長沢背稜→天目山→ヨコスズ尾根→一杯水避難小屋→(1時間50分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


ヨコスズ尾根の登山道は最上部を除けばほぼ尾根上を通りません。けれどもそれはそれ。下部の植林帯のくの字くの字に飽きるにしても、落ち葉に埋まりながら山歩きを楽しめました。(できるだけ尾根上を歩いた記録がこちら。登山道とはまったく違う風景が待っていました

ペットボトルに詰めてきたほうじ茶をグビリグビリと飲んで出発です。登山道には戻らずそのまま長沢背稜をたどります。真っ直ぐな道が下っています。
富士山がこの4倍くらいきれいに見えていました。
この大木にぶつかったらやや右へ。
下ったところで右からの登山道と合流します。
できたてホヤホヤの桟道を渡ります。
旧、旧、旧、新の桟道が連なっています。
大栗尾根(おおぐりおね)を乗り越します。
登山道からぴょこっと飛び出したハナド岩に寄ります。
西方向。
深く切れ込んだ小川谷と富士山。
倍率小さめの西方。ほぼ中央、手前から2つめはハンギョウ尾根。これから乗り越します。
東方。登ってきた七跳尾根の中間部がちょっとだけ見えています。
終点広場近くの小川谷林道も見えます。持参したおにぎらずを食べるならここでしょうが、ちっとも食欲がありません。ほうじ茶を二口ほど飲んで出発します。
さようなら! ハナド岩!
ハンギョウ尾根を乗り越します。
スキップでも側転でも倒立前転でもなんでもできそうな尾根道です。
秩父市の街並みを撮ったつもりですが手前の木にバッチリ焦点が合っています。
登山道をはなれて天目山に向かいます。
天目山の山頂です。若い男性ハイカーが3人いました。2人はガスバーナーで食事の準備中。天目山には三等三角点があって標高は1576.01m、基準点名は日原。日原の基準点の代表選手みたいな存在なのでしょうか。ちなみにヨコスズ尾根の滝入ノ峰(たきいりのみね)にも三等三角点があって標高は 1309.93m、基準点名はバス停にもある一原(いちはら)です。
345度くらい展望があるんじゃないでしょうか。都心も見えるし、長沢背稜(都県境尾根)も見えるし、
ハンギョウ尾根やタワ尾根や石尾根なんかも見えて
南方向に富士山なんかも見えます。
手前の尾根はこれから腐るヨコスズ尾根のはずです。ヨコスズ尾根のてっぺんはこの天目山のてっぺんか、
あの1540m圏のピークだと思うんですが、どうなんでしょう。成人男性4人がいるとちょっと窮屈な山頂です。ほうじ茶を飲んですぐに出発します。
長沢背稜の続きを歩き、長沢背稜(左)とヨコスズ尾根(右)の分岐に到着。1540m圏のピークです。
振り返って1540m圏のピークを撮影。
落ち葉に覆われた尾根にくの字くの字の道が絡んでいます。
一杯水避難小屋(いっぱいみずひなんごや)が見えてきました。
避難小屋はひっそりとしていました。右の道標のそばにあったテーブルとベンチは撤去されてベンチが2脚つくられていました。壮年ハイカーが食事中で、話をしながらほうじ茶を飲んで出発。
とてつもなく歩きやすい道ですが、
尾根上に道が乗ることはあまりありません。
1388mの標高点があるピークを巻いていきます。
ベンチで食事中だったハイカーが追い抜いていきました。右手に2本のストックを持ち、左手はポケットに入れていました。バランスのいい人です。
ヤセた場所もあります。
道標を通過します。
手前にハンギョウ尾根、その向こうにタワ尾根、その向こうは石尾根?
道が尾根の東側になるとグッと寒くなります。
深い谷を撮ったんですが、イマイチわかりません。
こんな道の前後には「通行注意」の黄色いポスターがあったりします。
あちらは鳥屋戸尾根(とやどおね)のはずです。
この上は滝入ノ峰のピークです。
倉沢見通尾根を乗り越すとこんな道が延々と
延々と続きます。
両側が植林になったり
クルッとなった木を通過したりするけれど
やっぱり延々と続き、
道標を通過すると
こんな尾根上に出ました。けれどすぐに
植林帯のくの字くの字です。トレイルランナーがザザザザと追い抜いていきました。
やがて登山道はヨコスズ尾根を大きくはずれていきます。
さようなら! ヨコスズ尾根! 登山道はまだまだ続きます。
鉱山のフェンス沿いに歩きます。
牙をむいて笑っています。
くの字。
道標と小屋の残骸を通過します。
道の先に配水所、左に民家が見えてきました。
水道施設(?)から水があふれ出して道がグチョグチョになっていました。
これも街灯っていうんでしょうか。
東日原の集落が見えてきました。
道標を1基、
2基、通過すると
登山道はおしまいです。もう1回、さようなら! ヨコスズ尾根! 東日原バス停はもうすぐです。 
バスを途中下車してコンビニで缶ビールを購入。久々に奥多摩の女(ひと)に会いました。
「明けましておめでとう、じゃなくてもう寒中見舞いか。光陰矢のごとし、少年老いやすく学なり難し、老年老いていて尾根は山の上、なーんてね。はははは。きょうはプランBだったんだけれどうんぬんかんぬんうんぬんかんぬん、、、」
なんでかそっぽを向かれました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。いつかプランAに挑戦します。