
六ッ石山南東尾根、狩倉山南尾根
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■六ッ石山→石尾根→(15分)狩倉山→狩倉山南尾根→(1時間10分)長尾沢出合→小中沢水源巡視道→(35分)小中沢林道→(1時間)[GOAL]JR青梅線奥多摩駅
狩倉山南尾根は上部をほんの少し石尾根と重複した後、右(南東)へかなりキツい勾配で下っています。右手の小中沢側に激しく切れ落ちていたりもします。小中沢側は雑木が多く、西日が黄色い葉っぱを照らしてとてもきれいでした。
けれども、下端の小中沢と長尾沢の出合が眼下に見えてくると、降下のデンジャラス指数はレッドゾーンに振り切れてしまいます。
六ッ石山の山頂で休憩中。
水筒に詰めてきた熱々のほうじ茶を飲みます。登ってきた男性ソロハイカーと挨拶を交わして狩倉山をめざして石尾根を下ります。
山頂から下ってきて左からの登山道と合流。
六ッ石神社を通過します。ここが本来の六ッ石山というのが前出の『奥多摩』の主張です。
登山道をはなれて尾根上へ。
東京農業大学のロープをくぐったちょっと先に「狩倉山」の山名板があります。1452mの標高点が設定されています。
ロープをくぐり返して石尾根を下ります。
登山道と合流し、
2〜3分ほど、1350m圏で右(南)へ下っていくのが狩倉山南尾根です。
狩倉山南尾根はそこそこの急降下ではじまりました。
すぐに巡視道らしいしっかりした道を横切ります。1300m圏です。
1290m圏の分岐です。左へ。
ずざざざーと下ってきて
下ります。先が見えません。急降下がはじまりそう。右手が雑木になりました。傾きはじめた西日が尾根に木々の影を落とします。
先が見えました。想像プラス5%くらいの急降下でした。
1230m圏で巡視道を横切ります。
1180m圏でまたまた巡視道を横切ります。
三楽オーシャンウイスキー(多分)の空き瓶を拾い上げてみました。もちろん、中身の有無を調べたわけではありません。空でした。
細い木が全身に絡みます。
道中。
尾根の右手は小中沢に向かってキツく切れ落ちています。
道中。
1140m圏の分岐です。小中沢と長尾沢の出合をめざして右へ。
下ってすぐの微妙な分岐です。スマホGPSで確認して右へ。
歩きづらい尾根になりました。
右手下から小中沢の音がせり上がってきます。
そこそこ平穏な尾根を下っていくんですが、この先は切れ落ちていて
右の小尾根に乗り換えます。
とんでもなくキツい傾斜を下ってきて
下ります。切り株が並んでいますがこんな斜面で伐採作業なんて正気の沙汰ではありません。
転げ落ちないように手足を精一杯に突っ張って
下るんですが、あまりにデンジャラスな尾根になったので
左手の植林帯へじんわりじんわりトラバース(山腹水平移動)。錯綜している薄い踏み跡をテキトーにたどります。
朽ちた枝葉を乗り越えながら下ってきて
ようやく巡視道に降りることができました。これにて狩倉山南尾根はおしまいです。
小中沢と長尾沢の出合を眺めながらちょっと休憩。息がはずんでブレています。巡視道を引き返します。
ロープをくぐり、登山道へ。
小中沢林道の終点、
三ノ木戸展望所に着きました。
小中沢林道をてくてくと下り、羽黒三田神社まで戻りました。
表参道の急な石段を降りるのはちょっと怖いので南氷川の集落を通る道路を下ります。奥多摩駅が日陰になったばかりです。
道標にしたがって青梅街道に降ります。ふふふ、左角は佐藤商店(タイムズマート氷川店)です。
ホリデー快速に乗りました。車窓を去る奥多摩に乾杯!山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。六ッ石山南東尾根、狩倉山南尾根ともに下部はとんでもない勾配でしたがなんとか歩ききることができました。楽しかったです。また、よろしくお願いします。