奥多摩尾根歩き
森沢左俣左岸尾根、森沢右俣右岸尾根、森沢右俣左岸尾根、大羽根沢ナタ沢中間尾根

(3/4 森沢右俣左岸尾根)


森沢左俣→(30分)森沢右俣左岸尾根取付→森沢右俣左岸尾根→(1時間20分)大羽根山


森沢右俣左岸尾根はそもそも取付けるかどうかの不安はあったものの取付へのアプローチは楽しい沢歩きでした。ワサビ田跡を歩き、細い沢を右岸左岸右岸とテキトーに渡り歩き、小さな滝を越えたり林道の終端にぶつかったり。取付は拍子抜けするくらいすんなりと見つかったのはいいけれど序盤の急登のキツいことといったらありゃしません。

右岸のワサビ田跡を歩きます。
打ち捨てられたネコ車。
長い赤テープがひらひらしていました(写真中央)。尾根突端手前の赤テープからのびていた踏み跡はここに下ってくるようです。
小さな滝がかかっています。左岸に移り、
右下に下ります。足元は右のたどってきた名前のわからない沢と左の森沢右俣の出合です。
出合に降りました。右俣の上流。こちらにも小さな滝がかかっています。
名前のわからない沢。
出合からすぐに右俣の右岸に移りました。森沢右俣左岸尾根の取付を探しながら下ります。このあたりは切り立った崖です。取付きようがありません。
ロッカーのドアみたいに薄い鉄板の橋が右俣沿いの道から擁壁の端っこにかかっています。
擁壁の上に立ちました(ここが森沢林道の終端だとはまったく気づきませんでした)。このまま進むと沢に降りられなくなりそうなのですぐに沢身に戻りました。
罠のようにワイヤーが張られています。引っかけると矢が飛んでくるはず。慎重にまたいで左岸に渡ります。
森沢右俣左岸尾根の下端まで歩いてきました。とても取付けそうにありません。
右岸に移り、尾根を回り込みます。
やりました。ここなら取付けます。仕事用か遊び用かわからないテープが細い木にまかれています。
取付く前にちょっと休憩。「午後の紅茶」を飲もうとしたら、んっ? 出てきません。凍っていました。絞り出して飲むというかかじりました。
かじりながらぶらぶらしているとトラバリが目に入りました(写真中央)。ここでようやく気づきました。擁壁は林道のものでした。で、正面は森沢左俣左岸尾根ということになります。
森沢右俣左岸尾根に取付きました。とんでもない急登です。微妙な踏み跡がありますが微妙すぎてたどる気がしません。テキトーに
這い上がります。
あちらのほうが本尾根のようです。斜上しながら近づきます。
登ってきて本尾根に乗り、
登ります。
グーッと登ります。
730m圏で急登はようやくやみました。
あの上で左から登ってきた尾根と合流します。また急登です。
登ってきて
枝打ちされた枝葉を乗り越えながら登ります。
尾根に合流しました。これは合流した尾根の下方です。
岩がちな尾根が続きます。
植林に囲まれた、急登でもなくおだやかでもない尾根歩きが
しばらく続きます。
左に曲がりながらの急登です。右から登ってくる尾根と合流します。
950m圏で合流。右の尾根はかつて下った笹ヶタワノ峰北東尾根です。
ほんの少し登るとこれから下る大羽根沢ナタ沢中間尾根が見えました。なだらかです。
大羽根山の山頂(992m)に到着。これにて森沢右俣左岸尾根はおしまいです。
山頂からの眺め。鷹ノ巣山など。
山頂からの眺め。六ツ石山など。
山頂からの眺め。御前山など。
山頂からの眺め。大岳山などを眺め、「午後の紅茶」をかじりながらちょっと休憩します。
次は最後の大羽根沢ナタ沢中間尾根です。