
御堂指尾根1072m峰北東尾根、御堂指尾根1072m峰北西尾根、三頭山中尾根
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■ヨンスキ沢二俣点→三頭山中尾根→(2時間30分)三頭山(西峰)→(10分)ムシカリ峠→ブナの路→(40分)三頭大滝→ケヤキの路→奥多摩周遊道路→三頭沢遊歩道→(40分)奥多摩周遊道路旧料金所→(20分)[GOAL]仲の平バス停→JR五日市線武蔵五日市駅
三頭山中尾根はほぼ雑木に囲まれた急登の塊です。
うつむいて急登に喘ぎ、ふと見上げた黄葉の輝きにシンドさを忘れたりもするのでした。
中洲のようになった苔の生えた岩の小山を越えます。
すぐにヨンスキ沢の二俣に着きました。正面が三頭山中尾根です。
右俣は入小沢。
左俣はボウメキ沢。
二俣から苔の生えた岩の塊の左下を歩き、三角形の尾根に取付きます。
三角形のてっぺんの先で尾根はばーんと広がり、ちょっと進行方向に迷います。右手に尾根らしい形が見えたので尾根上へ。
そこそこの急登です。登ってきて
ひーこらと登ってきて
960m圏で勾配はややゆるみます。
1040m圏で右から登ってきた尾根と合流するとさらに歩きやすい尾根になりました。
すぐに左から登ってきた尾根と合流するとほぼ平坦で楽ちんな尾根歩きになりました。
ときどき岩混じりの尾根になったりもします。
美しい葉っぱを被った
尾根が急登を混じえながら
つづきます。
まだまだつづきます。
次から次へと小ピークが現れます。
小間にうっすらと三頭山が見えてきて
5つめか6つめのピークです。1570m圏でヌカザス尾根に合流しました。
ヌカザス尾根を北へ、三頭山をめざします。
もう空だらけです。
登ってきて
三頭山(西峰)に到着。これにて三頭山中尾根はおしまいです。
見えない富士山。中央峰にも三角点のある東峰にも寄らずに下山します。三頭山中尾根を登った映像です。
笹尾根を三頭山避難小屋に向かって下ります。
西峰から10分ほどでムシカリ峠です。笹尾根をはなれ、三頭大滝方面への「ブナの路」を下ります。道標には三頭大滝まで30分と書かれていますが、そーとーかなりハッスルしないと30分では着かないと思います。
道中。
太い丸太を通過します。ちなみに防獣ネットの「A3」は実はA4です。
ホコリタケの群生を通過します。ちょっと不気味。幼菌は食べられるらしい。
沢を何度か飛び石で渡り、最後の橋が見えてきました。
橋を渡ってすぐの三頭大滝の落ち口と滝見橋。
三頭大滝。
チップの敷かれた道を歩いてきて東屋の前の沢沿いの道を下ります。
石積の堰堤をいくつか越えます。
道中。
東屋から10分ほどで奥多摩周遊道路が見えてきました。
周遊道路を下ります。すごい紅です。
ワイヤーガードレールの向こうに道標が立っています。切れ目がないので三頭沢遊歩道へはガードレールをヨイショと越えます。
くの字くの字で下って
広い道になって。
三頭沢を渡ります。きょうは水が少なくて楽ちんです。
穴の空いている木橋。今回のルートでいちばんのデンジャラスルートです。
2番めです。
だだっ広い道というか広場を歩きます。青い建物は倒壊しかけている和式ぽっとん便所です。
菅平の滝をちらりと覗き込んだりしながらずんずん歩きます。
サザンカ? ツバキ? サザンカですよね。咲き溢れています。
檜原街道と奥多摩周遊道路の境い目、旧料金所に降りてきました。
檜原街道を渡り、旧道へ。大きな旅館が並ぶ大平の集落を歩きます。足の神様に立ち寄りました。
九頭竜神社を過ぎ、数馬バス停を過ぎ、なななんと、松坂屋酒店はきょう休みでした。がっくりと落とした肩に容赦なく食い込むショルダーベルト。温泉に入る気力は失せ、松坂屋酒店からすぐ下の仲の平バス停で荷物の整理をしていたら時刻表よりずいぶん早くバスがやってきました。あたふたと乗り込むと満員で手すりをつかむ羽目に。武蔵五日市駅まで1時間近く立つのはちょっとしんどいです。次のバス停、温泉センターに着くと、しばらく時間調整する、10数分後に定時のバスが来る、定時のバスに乗る客は降りてもOK、とアナウンス。喜び勇んでバスを降りました。バス待ちの人が増え、順番が怪しくなったところ、女性ハイカーの発言で適正な順番にビシッと修正されました。後から来て先に乗ろうとしていたみたい。その神経はよくわかりません。バスがやってきました。山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。三頭山中尾根は久々の長い尾根で、かなり体力を削られました。けれども美しい紅葉を見られたし、クマに会わなかったし、ありがたいことです。また、よろしくお願いします。