奥多摩尾根歩き
クロモ山南東尾根、クロモ山北尾根(上半分)

(2/2)


クロモ山→クロモ山北尾根(上半分)→(35分)大名栗林道→(15分)有馬林道→有間渓谷観光釣場→名栗湖左岸道路→有間ダム→(2時間)[GOAL]さわらびの湯→ノーラ名栗・さわらびの湯バス停→西武池袋線飯能駅


クロモ山北尾根の下降点はかなりわかりづらかったです。と,まずは前回の尾根間違いの言い訳ですが、そうとうかなり意識していないと長沢背稜をそのまま東進してしまいます。
尾根はザレた急降下がつづきちょっと危なっかしい岩稜の下りもありましたが、グロッキー気味の体を打ちのめすほどではなく、いま思い出せば分岐の選択や林道への着地なんかも短いけれど楽しい尾根歩きでした。

クロモ山の山頂からクロモ山南東尾根を登り詰めた小ピークまで引き返します。あれがクロモ山北尾根だと思います。
小ピークから下っていきます。まだ長沢背稜です。
下ってきてすぐ、やや平坦な場所がクロモ山北尾根の分岐です。ぼーっとしているとほぼ直進する長沢背稜を突き進んでしまいます。
クロモ山北尾根へは左へ曲がります。すぐに急降下なので分岐点からは尾根の形は見えません。
ズッザズッザと下ります。
かなりの勾配を下ってきて
下ります。
ちょっとした岩稜地帯を
下ってきました。
大栗林道がちらりちらりと見えてきました。
ピンボケの蝉の抜け殻を通過し、
尾根の突端に向かいます。
左右に林道に降りられそうな踏み跡があったんですが、とりあえず先に進むと
尾根の突端から林道に降りられました。これにてクロモ山北尾根(上半分)はおしまいです。ザックを降ろして休憩します。
実は当初の計画では大名栗林道から栃ノ木入沢という沢を下るつもりでした。 地形図には南東に流れ落ちる栃ノ木入沢の右岸に破線(徒歩道)がずーっと有馬林道までつづいています。「なんだか楽しそう」と思っていたんですがやめておきます。体力、気力ともにかなり復活してはいるんですが、万が一、破線からエスケープしなければなくなったときの体力、気力にはいまひとつふたつ不足している気がしてなりませんでした。
大名栗林道を有馬林道の終点まで歩き、有馬林道を下ることにしました。出発します。
そこそこの勾配をずんずん下ってくると『詳細図』(前出)に「前ノヤツ」と記載されている沢を渡ると登りに転じます。それにしても前ノヤツってなんなんでしょ。
次の沢(オハヤシ沢)をわたるとすぐ右手に有馬林道の終点です。跳ね上げ式のゲートをくぐります。大栗林道はゆるーく登っていきます。
道中。
オハヤシ沢です。前回、クロモ山北尾根(下半分)を下ったときに右岸奥から有馬林道に出てきました。
左岸に立っている「白岩沢県造林」の看板。『詳細図』(前出)に「新左衛門沢(白岩沢)」と記載された沢がもう少し下流でオハヤシ沢と合流しています。
有馬林道の始点です。終点から25分足らずで着きました。このゲートは跳ね上げられないので土手の上を高巻きます。
当初の計画では下ってくるつもりだった栃ノ木入沢を越えます。左岸をちょっと歩いていくと右岸にしっかりした道が見えました。
道中。
滝の入沢に架かる滝の入橋を渡り、
賑やかな有間渓谷観光釣場を過ぎ、裏から「税とつり大会」の横断幕。
表から「つり大会」。「税とつり大会」はかなり気になるイベントですが、「税と」を隠している先史時代の洞窟壁画みたいな線画もそーとー気になります。
名栗湖左岸(北面)を歩きます。
有間ダムを過ぎます。
さわらびの湯に着きました。風呂から出て缶ビールをいただきます。
栃ノ木入沢沿いの道を歩くことはできませんでしたが、グロッキー気味の心身をだましだましクロモ山南東尾根を登れたことはちょっとうれしいです。けれどもその一方で、「撤退したほうがよかったんじゃないかな」という思いもあります。無理を通すことは避けたほうがいいに決まっているんですが、その無理の無理具合を計るのは難しいです。いけるか、いけないか、判断を間違う日が来なければいいんですが。と、なんか弱気。
前回、杖の最下段を落としました。探しながら有馬林道や名栗湖左岸を歩いたんですが見つからず。残念。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。また、よろしくお願いします。