吉祥寺尾根

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■吉祥寺尾根→（30分）檜原城跡→（3時間20分）浅間尾根840m圏

吉祥寺尾根は採石場からキビシい段丘登りに転じます。尾根の右を流れる払沢まで降りて小ぶりだけれども美しい滝に立ち寄ったりもしました。

ヤセた急勾配の尾根をどーにもこーにも進めなくなると引き返しながら左右に下れそうな巻き道というか巻き崖を探します。

何度目かの巻き道というか巻き一枚岩を振り返って。滑ったらどこかで止まるかとは思うんですがどんな状態で止まるかは想像したくありません。

採石場の地肌がすぐ近くに見えてきました。

採石場に向かって踏み跡がありますが

登らずに土手の下を進みます。

進めるだけ進んでブル道にあがり、

尾根のつづきに取付きます。

荒々しいヤセ尾根や

そこそこ平坦なヤセ尾根がつづき、

尾根はブル道と馴染んで消失。

ブル道を進むと美しい若葉の広場になりました。

ブル道の端から遠くを眺めながらちょっと休憩。反対側から聞こえて切る水の音が気になります。かなり大きい音です。とても気になります。

古ぼけた黄テープから踏み跡をたどり、沢に降りてきました。払沢（ほっさわ）です。水の落ちる音が上流から聞こえてきます。

ゴーロを上流に向かうとこぢんまりとしているけれど美しい両門の滝がかかっていました。高さは7〜8mぐらいかな、いや10mはあったかな。

楽しいオプショナルツアーを終え、若葉の広場の端から尾根に取付きます。ハードな現実に戻りました。

荒々しくキツい勾配のヤセ尾根がつづきます。

岩壁の脇を登り、

テキトーな場所から尾根に復帰したりもします。

岩稜です。

急登です。手をかけた大きな石がズリっと動いて「んぐ」ってへんな声が出ました。

アセビの茂みを抜けてくると

また広場に出ました。広場の突き当りは段丘の壁です。尾根をめぐる状況はくるくる変わります。

取付けそうな場所を探しながら壁を左へ歩きましたが見つからず。戻ってきて右端の角に取付きました。

這い上がると

次の段丘です。

段丘の端で休憩します。硬そうな針金みたいな東京スカイツリーが見えたり、

ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みながら大岳山を眺めたり。もう帰ってもいい気分というか帰りたい気分ですが、

もう一段、段丘を登ってきて

もう一段です。

登り詰めるとフツーの尾根の様相です。

ゆるやかに登っていきます。おだやかです。

左から登ってきたバケモノ山尾根と合流。770m圏です。

おだやかな尾根歩きがつづき、

840m圏で浅間尾根に合流です。これにて吉祥寺尾根はおしまいです。
後編の「ワクギ沢左岸尾根」までちょっと休憩します。