奥多摩尾根歩き
本仁田山東尾根

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本仁田山東尾根下降点→本仁田山東尾根→(1時間10分)西川の滝→(10分)滝の下橋(西川林道)→鳩ノ巣駅あたりから旧道→青梅街道→(1時間30分)[GOAL]JR青梅線古里駅


本仁田山東尾根は下部の岩崖の巻きから西川への着地(着水?)にわたくしのなかに残っていたなんやかんやをごっそり持っていかれました。作業道にぶつからなかったらいったいどうなっていたことやら。

あちらからトラバース(山腹水平移動)してきて
小尾根に乗りました。
すぐに小さなくの字くの字で下っていく作業道にぶつかりました。ありがたいです。久々にうれしい出来事です。
ほんとうにありがたいです。じょじょに大きくなる水の音を聞きながら下ってくると
西川に架かる何段なのかよくわからない美しい滝が現れました。これにて辛酸を嘗めたというかゴックンと飲んだ本仁田山東尾根はおしまいです。ザックを降ろしてしばらく休憩します。
後は無事に西川林道に出られるかどうかです。気苦労は絶えません。
道を探して左岸に渡ります。ワサビ田跡があったんですが道はどうもなさそう。
右岸に戻ると踏み跡らしきものが見つかりました。たどります。
歩けます。が、道なのでしょうか。
まだ歩けます。「道だろうがなんだろうが歩ければいいや」などと
思っていると滝から7、8分で前回のチクマ山東尾根を下ってきたときに突き当たったワサビ田に出ました。
ワサビ田で作業しているおじさんがいました。滝の下橋から声をかけて写真を撮らせていただきました。「植えてるポーズとるよ」とお茶目なおじさんでした。苗はかなり値の張るものを安曇野から仕入れているらしい。ワサビ田のつくり方のレクチャーも受け、興味深く楽しい時間を過ごしました。
おじさんのワサビ田を辞し、西川林道をひたすらゆる~く下っていきます。
中流域はまだ深い谷です。
ミニオンズの一員(多分、ティム)の腹綿が煮えくり返っていました。
西川の下流域です。対岸にかつて下った花折戸尾根669m標高点東尾根がモコッと突き出ています。鳩ノ巣駅はすぐそこなんですが、
旧道(?)を古里駅まで歩くことにしました。道中の崖の上の祠。
将門神社の参道から青梅街道へ降り、青梅街道から多摩川沿いの道へ。
「東京の名湧水57選」のひとつ「釜の水」に立ち寄ってビールを意識しながらのほんのひとくち。ごちそうさま。
古里駅前のセブン-イレブンで缶ビールを購入。きれいな駅のトイレで着替えたりなんやらかんやらして電車を待ちます。
滝の下橋のおじさんからワサビの葉をどっさりいただき、カモネギならぬカモワサビ状態で背負ってきました。醤油漬けや胡麻油炒めなんかにしようかな。本当にありがとうございます。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。苛烈な尾根歩きでしたが楽しい出会いもあり、無事に下山することができました。感謝します。また、よろしくお願いします。