奥多摩尾根歩き
日陰指尾根、タル沢尾根

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日陰指尾根→狩倉山→将門馬場→タル沢尾根


タル沢尾根の前半は楽ちん!

こんな穏やかな雰囲気の尾根歩きもありました。
紫色のキノコ。ムラサキアブラシメジモドキというらしい。けれど傘がヌメラヌメラしているのはムラサキアブラシメジモドキとは違う種類ではないか、という熱い議論がキノコ業界で沸騰している、かな?
ヌメラヌメラしていないムラサキアブラシメジモドキはおいしいけれど、このヌメラヌメラしているほうは苦いらしい。というか、この色で食べられるんだ。ほんとかなー。もちろんどなたかが食べてエラいことになったとしてもわたくしは責任は持てません。
で、こんな場所を通過。
そしてこんな場所を通過。
狩倉山(かりくらやま)に到着です。歩き始めてから4時間弱。地味な山頂です。は山名板というか紙の表札が幹に巻き付けられていたけれど、吹き飛ばされたかどうかしたんでしょうか。水分補給します。
こちらは鷹ノ巣山方面。石尾根の登山道に合流すべく降りていきます。
こんなちょっといい感じの場所を通過。
六ツ石山への分岐。今回は立ち寄りません。右へ進みます。
曇りがちな天気でしたが、陽が差してきました。
いい感じの道です。
続・いいかんじの道です。
で、いきなり将門馬場に到着。前の前の写真のちょっと前から石尾根の一般登山道からはずれていたようです。まったく気付かなかった。まあ、通り過ぎるよりいいですけど。勝手にちょっと恥ずかしいです。ピークというか、名前の通り広場のような場所です。
将門馬場の山名板。この奥、やや右方向にタル沢尾根は延びているはず。
コンパスで見当を付けてタル沢尾根方向に歩いてみると、きっちりとした尾根筋を発見。
はっきりしてわかりやすく歩きやすい道が続きます。
そこそこ急ではあるけれどフフフーンてな感じで歩ける尾根です。
ねじ切られたような木。
巨木。ミズナラでしょうか。
樹冠部。
キツツキ(科)の仕事でしょうか、幹にはしこたま穴が開いていました。
ナイスなフゼイです。
行く手にモノレールが見えました。
近づくと、金網の柵もありました。これからしばらく、右手にモノレールと金網柵を見ながら尾根を降ります。
気を付けないといけないのは、金網柵を補強している針金です。金網柵の近くを歩くとビシッというかビョンというか、この針金にお腹あたりを打たれてしまいます。はい、わたくしはビョンと腰骨あたりをやられました。首なんかが当たることを想像すると怖いです。気を付けましょう。この写真にも針金が写っているはずですが、まったくわかりません。
金網から離れて降りました。見上げたところ。
尾根筋は判然としませんが、金網柵とつかず離れずでこんな道を降ります。
シカでしょうか。金網の下に穴を掘って脱出(侵入?)したようです。穴は画面中央の石の右に開いています。あの石を動かせば穴を塞ぐことができそうです。ただ「せっかく古巣に戻ろうとしたのに穴がない。こっちで繁殖してやる。激しく徹底的に繁殖してやる!」なんて思うシカがいないとはいえない。でもって、そのままにしておいて先に進むことにしました。
停車中の乗用台車。なんだか遊園地のよう。
この先でモノレールといったん別れます。金網はいっしょですが。
厳しい下り坂。このあたりで突然、後ろから声をかけられました。バリエーションルートでこれまで人と会った記憶がなくちょっと驚いていると声の主も驚いている様子。2、3分あーだこーだといいながらいっしょに急坂を降りたんですが、わたくしは歩くのがめっぽう遅いので先に行ってもらうことにしました。
いやあ、彼はとてつもないスピードで降っていきました。さようなら。
急坂は続きます。
作業小屋が見えてきました。
しばらく歩いて作業小屋を見上げたところ。またモノレールといっしょです。
ですが、こんどは金網柵はついてきません。ややこしいです。
モノレールに沿って降りていきます。200mの標識。どこから200mなんですかね。
キノコ。見ての通り、かない大きいというかのっぽです。
おっ、100mの標識(倒れてるけど)。ということは次は0mで終点というか始点というか、ですよね、普通。
モノレールの操車場みたいな場所です。ここでしばし思案。モノレールについて行くか、左手に見えていたいかにも尾根っぽいほうに移るか。なんとなくモノレールについていくことに。
座席置き場?
なんとなくの部分写真。
げっ! 1200mですと。0はどこ行ったんじゃい!。
はい、はい、1100mですね。
なんだか険しくなってきました。というか、実際そこそこ危険でした。この写真の奥のほうは右側に深く切れ落ちていて、しかも足元は狭く崩れやすい道でした。道というか、おそらくモノレールの保守でごくたまに作業者が通る道なんでしょうね。すみません、道を少し崩しちゃいました。モノレールの操車場には降りず、尾根を歩くべきでした。
で、そのまるで『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のトロッコの軌道みたいに危険な道(大げさか)を歩いている途中に屹立していた巨木。
樹冠部。ミズナラでしょうか。わたくしにはわかりません。
1000mです。なるほど、もうこの標識は撮りません。
ようやく尾根に復帰。
またモノレールが寄ってきて、
別れました。
モノレールは右へ、わたくしは左へ。プロトレックの標高は857mを差していました。
先へ進みます。