奥多摩尾根歩き
夕倉山尾根、三方山北尾根

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319m標高点のちょっと手前→(1時間45分)蜆沢院の近く→三方山北尾根→(1時間30分)三方山→青梅丘陵ハイキングコース→(1時間50分)[GOAL]JR青梅線青梅駅


三方山北尾根は都道からテキトーに取付きました。テキトーすぎて本尾根に乗るまでが大変だったんですが、登るにつれ道はどんどんビシッとしてきてちょっと拍子抜けでした。三方山から青梅駅までの青梅丘陵ハイキングコースは下山というよりはフツーの最寄り駅からの帰路という雰囲気です。快適にぶらぶらしながら歩くことができました。

夕倉山尾根の319m標高点から南へ尾根を下ろうと思っていたんですが、標高点まで到達できずに尾根というよりは採石場の端みたいな風情だったので予定変更。夕倉山尾根を少し戻って地形図の破線をめざして小尾根を下ることにしました。
踏み跡があるようなないような尾根を下ってきて
下ります。破線は尾根の下端の谷の出合から始まっています。そーとーな急降下です。
すり鉢状の採石場が見えます。
藪をかきわけながら下ってきて
尾根の下端、谷の出合に到着。水はごくかすかに流れています。左の谷に朽ちた丸太が2本架かっています。橋なのでしょうか。
左手の土手の向こうはは採石場です。
地形図の破線は谷筋そのものに引かれていますが道らしきものは見えません。
強いて言えばこれでしょうか。左岸に踏み跡らしきものがあります。水線を歩くよりラクそうなこちらをたどることにします。
下ってきた尾根を振り返って。
道? 踏み跡? 気のせい?
円筒形のコンクリート水槽をホースが貫通しています。かつての水道施設でしょうか。対岸の木に赤テープが巻かれています。たしかに右岸にそこそこしっかりした道の形が見えます。
右岸を下っていき、
また左岸に移り、
あちらから下ってくると
人様んちの裏に出ました。
谷に架かるぼろぼろの木橋を渡って人様んちの前に出ることなく
あちらから下ってきました。
北小木曽川に架かる蜆沢二の橋(えびさわにのはし)を渡ると都道です。都道の向こうがめざす三方山北尾根です。左へ歩きながら取付ける場所を探します。
北小木曽川の対岸に蜆沢院(けんたくいん)をちょっと過ぎたこの坂道から三方山北尾根に取付くことにしました。橋は「えびさわ」、寺は「けんたく」。どーしてこーなったんでしょう。
ヒノキの植林の中を這うように登ってきて本尾根に乗りました。キツい傾斜かつふっかふかの足元で短い時間でしたがそーとー消耗してしまいました。
急登です。
登ってきて
登り、
岩ゴツ尾根を抜けたてっぺんは
316mの標高点あたりです。石が積まれている? 右に曲がります。
だーっと急降下です。
B6サイズの「緑を大切に 成木 B-4」を通過します。
右手に採石場が見えました。どんどん掘られ削られてどこかで形を変えて空間を埋めていくのでしょう。万物流転、有為無常、輪廻転生、永劫回帰であります。
右にはっきりしたトラバース(山腹水平移動)道がのびています。が、人生直登、直進する尾根筋を登ります。
気合を入れた割にはすぐに右の尾根に下ります。青テープに「→三方山」と書かれていました。急降下です。
下ってきて
おだやかな尾根道を歩きます。
ヤブツバキみたいな灌木に挟まれた道がしばらく続きます。
バラバラになったなにかを通過します。
ぐぐぐーっと登ってきて
小ぶりな鉄塔(JR古里線12号)を過ぎ、
ひと登りすると林道の終端のようです。消火用水のタンクに「青梅高水山トレイルラン」のコース案内が掲示されていました。
林道終端の左奥にトラバースしていく道と右に登っていく道があります。ここは右の急登一択です。
三方山が見えてきました。まだちょっと遠いです。
何人ものハイカーとすれ違いながら三方山の山頂に到着しました。四方でたくさんの若者がご飯を食べていました。二等三角点があります。三等ではなく、二等です。だからどーした、はともかく、標高は454.26m、基準点名は二俣尾。これにて三方山北尾根はおしまいです。おじ(い)さんはそそくさと引き返します。
林道終端まで戻る必要はないのでここで「復路 30Km」の大きな赤矢印に従います。
そーいえばいまは青梅丘陵ハイキングコースを歩いているのでしょうか。よくわかりません。
406mの標高点(鷹ノ巣山)あたりを通過します。なにもございません。
山ガールがひゅーっと追い越していきました。
矢倉台からの景色。
これも。
山と酒の神様、大山祇(おおやまつみ)の碑。
青梅駅が見えてきました。
サッカー場や野球場を見下ろしながら市街地に降りてきました。ちょっと危なっかしい古びた跨線橋を渡っていると上り電車が疾走していきました。青梅駅はもうすぐです。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。前回の「タル沢右岸尾根(撤退)、タル沢尾根(撤退)」は雪にヤラれたのできょうは雪のなさそうなできるだけおだやかな尾根を探しました。夕倉山尾根からの南下はちょっぴりデンジャラスでしたが面白い尾根歩きができました。また、よろしくお願いします。