奥多摩尾根歩き
滝入ノ峰北西尾根、滝入ノ峰西尾根

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ヨコスズ尾根1290m圏ピーク→滝入ノ峰西尾根→(1時間30分)小川谷(燕岩・籠岩対岸)→(30分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


滝入ノ峰西尾根滝入ノ峰北西尾根と同じく滝入ノ峰のちょっと南の標高1290m圏がてっぺんにして、日原鍾乳洞の小川谷上流にある燕岩と籠岩の中間あたりの対岸に没している尾根です。全行程、強烈な急降下でした。しかも分岐も多く、最下端部では尾根が4つに分岐していたりしてそーとーしんどくややこしい尾根でした。

滝入ノ峰西尾根の上部は滝入ノ峰北西尾根と重なっています。とんでもない急登だったので当然とんでもない急降下です。1240m圏で微妙な分岐を左へ。
谷地形の向こうは登ってきた滝入ノ峰北西尾根です。
平坦に見えますがキッツいザレた急降下です。
道すがら。
ヤセ尾根の急降下です。
尾根の右手。
左手。どちらもすごく上手に滑り落ちればたいした怪我にはならない、かもしれません。
下ってきて
祠みたいな洞を通過し、
植林の中に入るとすぐに1110m圏の分岐です。左へ。
道すがら。
こう見えても下手すると転がり落ちる傾斜です。
1050m圏の分岐は右へ。
すんごい急降下が続きます。
990m圏の分岐は左へ。
あまりの傾斜にチェーンスパイクはグニュッ、グニヨッて靴底からずれてしまいます。直すのがメンドーなのでここでチェーンスパイクはお役御免。斜面で脚を踏ん張りながらザックにチェーンスパイクをしまっていると小川谷の音がしているのに気がつきました。
900m圏でヨコスズ尾根西面中腹水平歩道を横断します。
ツラい急降下が続きます。
このあたりはなんともややこしい地形で、右から
左へ視線を移すと。
4つの尾根が下っています。スマホGPSを見てもなんとなく左方向がよさげ、くらいしかわかりません。なのでテキトーに左から2つめの尾根を下ることにしました。
下ってきました。浮石だらけです。そーとー大きな岩でもなぜだかかんたんにズリッと音を立てて動きます。
下っていくと
梵天岩がすぐ左手に見えました。ちょっと左に寄り過ぎたかなと思い、
尾根右側の谷地形を下ります。
下ってきて
傾斜のゆるいルートを探しながら下ります。
小川谷と四阿の青い屋根が見えてきました。このまま下ると落石防止ネットにぶつかります。
左方向に進路を再修正し、下ります。結局、元の尾根に向かいます。
梵天岩はすぐそこです。
元の尾根を回り込む踏み跡がありました。
踏み跡は落石防止ネットの途切れた小川谷に下っています。
小川谷に降りてきました。
これにて滝入ノ峰西尾根はおしまいです。
封鎖された橋を過ぎ、下流に歩き、渡渉できる場所を探します。
この丸太というか枝の橋? はちょっと無理。
ここを渡ってきました。
キャンプ場(跡?)から日原街道に上がります。
日原燕岩洞門の歩道から振り返って、滝入ノ峰西尾根と梵天岩。
ひっそり閑とした集落を抜け、東日原バス停に着きました。
バスを途中下車してコンビニで缶ビールを購入。ニホンカモシカから「わさぴー」に世代交代のようです。
2023年最後の尾根歩きが終わりました。
山の神様、地権者の皆様、きょうも今年もありがとうございました。来年もなにとぞよろしくお願いします。乾杯!