奥多摩尾根歩き
大高谷山南東尾根、大高谷山北西尾根、周助山南東尾根、登戸

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大高谷山北西尾根→(1時間25分)上赤土地区→(25分)周助山南東尾根取付→周助山南東尾根→(50分)周助山→(20分)登戸→(1時間20分)仁田山峠→林道原市場名栗線→栃屋谷地区→(25分)[GOAL]ノーラ名栗・さわらびの湯バス停→西武池袋線飯能駅


周助山と登戸を結ぶ尾根は中藤川と妻沢川という川に挟まれた長ーい尾根です。周助山南東尾根の後半はめちゃくちゃキツい急登だったんですが、周助山のてっぺん以降はかなり歩きやすい尾根道と歩きやすい尾根道の2種類でできていました。

畑中バス停から県道70号をグーッと南下し、最初の押しボタン式信号の十字路を右へ。すぐのY字路を右折すると正面にめざす周助山南東尾根が見えます。てくくてくと歩いて行き過ぎて
ちょっと引き返すと「周助山→」と書かれた道標が立っています。
民家の庭先を歩いていくとすぐに次の道標が道なりに右へ誘導しますが、歩きたい周助山南東尾根は真正面です。
真正面は藪があまりに分厚いので右には曲がらず左手の小さな溝沿いに歩いてみました。
藪の隙間に社が見えます。「神社仏閣道背負う」というセオリーに従うことにして藪を突っ切り、社をめざします。
藪を抜けると石段にぶつかり(溝沿いにもう少し歩くと藪を突っ切りことなく石段を登れました)社の前に出ました。中は空っぽでした。
社の背に回り込んでみるとセオリー通りに道があるようなないような。。。
薄い藪を抜けると
右手に下ってきた大高谷山北西尾根と上赤工の町並みが見えました。
石祠は上赤工と入間川をはさんだ原市場の町並みを見下ろしています。
なんとなく道です。
道は尾根を左へ巻いていきますが尾根上へ。
岩がちな急登です。
尾根上は先の見えない藪に覆われたキツい急登になりました。たまらず尾根を右にはずすと
炭窯跡があって横を登っていきます。
テキトーなくの字くの字で急勾配をいなしながら這い登っていくと、尾根上の藪が薄くなってきたようです。尾根上をめざします。
トラバース(山腹水平移動)気味に登ってきて
尾根上に復帰です。急登は変わりません。
ちょっぴりなだらかになってきて
右から登ってきたしっかりした道と合流。道標の道でしょうか。こちら側にはそこそこ意思の強そうな通せん坊が横たわっています。
すぐに周助山の山頂に到着。383mの標高点です。展望はありません。ザックを降ろし、ズボンをずり上げてペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲んで出発します。
周助山南東尾根がウソのようなおだやかな道が続きます。
周助山から20分ほどで登戸の山頂に到着。三等三角点があり、標高は 435.68m、基準点名は妻沢。南東に妻沢という集落があります。
404mの標高点あたりです。木に巻かれた幅広赤テープに「根藤」と書かれていました。
標高点を過ぎてすぐの420m圏のピーク。ポカリと刈払われていました。
謎の空き地を過ぎると、尾根と幅広のブル道みたいな道に分かれました。すぐに合流しそうなのでブル道を選択。
登っていくと立派な林道にぶつかり、
戻るようにちょっと左に進むと尾根の続きへの取付がありました。取付から
ほんの数分が周助山の山頂から以降、いちばんキツい登りでした。
501mの標高点あたりを通過します。藪のみ。
歩きやすさにますます磨きがかかってきました。そろそろ動く歩道になりそうです。
そんなことはなく、540m圏の分岐は間違いそうでした。右に折れます。
ググググーッと登っていくと
てっぺんは548mの標高点です。ここがきょう最後のピークできょういちばんの標高です。左に折れて仁田山峠をめざして下っていきます。
すぐに鉄塔(東京電力奥秩父線47号)です。
鉄塔からの展望。
鉄塔のそばに「嶺」の標柱が立っていました。「548m」と表記されていますが548mは先ほどのてっぺんのはずです。てっぺんは設置しづらいからここに、ということでしょうか。
まっ、そんなことはともかく東南方向は尾根だらけの景色です。
鉄塔から尾根をどんどん下ります。間違いそうな分岐はありません。
左手に石祠が見えたので正面に回り込んでみました。
石祠から手すりつきの坂道がありました。下っていくと
仁田山峠です。立派な道は林道原市場名栗線です。向かいの尾根から下ってきた3人組のハイカーとちょうど出会いました。彼らの後を追うように林道を下っていきます。
道中。
道中。県道まで下ってくると目の前を飯能駅行きのバスがザーッと通過していきました。きょうはバスにめぐまれていません。
ノーラ名栗・さわらびの湯バス停まで歩き、公衆トイレ横の焚き火にあたらせてもらったりしてバスに乗りました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。低山をずーっと結ぶ尾根歩きもゴルフ場の大巻きも楽しかったです。また、よろしくお願いします。