奥多摩尾根歩き
小怒田ノ尾根、馬頭刈尾根、光明山東尾根

(馬頭刈尾根、光明山東尾根)


大怒田山(富士見台)→馬頭刈尾根→つづら岩→馬頭刈山→(2時間20分)光明山→光明山東尾根→(1時間30分)乙津集落→(2時間10分)[GOAL]JR五日市線武蔵五日市駅


馬頭刈尾根は大きなアップダウンでいくつかのピークを越えていきます。光明山東尾根は分岐だらけで下るのはなかなか大変。2度も狙った尾根をはずしてしまいました。

「つづら岩0.8km 馬頭刈山3.2km」。
つづら岩を通過し、
969mの標高点(小屋ノ沢山)を通過します。
道中の景色。
高黒岩が見えました。すごい斜度です。
916mの標高点を通過します。ここで尾根は分岐していて
左のこちらは歩きやすそうですが、地形図を見るとすぐ先で岩崖マークが並んでいます。
右の尾根を下ります。
870m圏で千足尾根の下降点を通過し、
鶴脚山に到着。標柱には「916m 鶴脚山」と彫られているんですがスマホGPSの表示は900mもありません。
もう少し東に歩いたこのこぢんまりしたピークが916mの標高点だと思います。
標高点から南に下っている茅嵓尾根(かやくらおね)
北東に下っている鶴脚山北東尾根
長い階段を下りたりもして
ホップの実に似た何かがたくさん落ちていました。ビールを思い出させて尾根歩きの集中力を弱めようという罠に違いありません。そんな罠にまんまとかかり、冷えた缶ビールの幻影にしばらく悩まされました。恐ろしい罠でした。
缶ビールの幻影から開放され、馬頭刈山の山頂に到着。三等三角点があります。標高は883.99m、基準点名はずばり馬頭刈山。基準点名が山名と同じなのは少数派です。ほうじ茶を飲みながらしばらく休憩。
馬頭刈山山頂を出発し、展望岩みたいな場所からの眺め。
これも。
でっかいスギ(?)を通過し、
平らな光明山(高明山)の山頂に到着です。
登山道なりに進む尾根が「瀬音の湯」に下る「馬頭刈尾根コース」。
左に下る尾根がめざす光明山東尾根です。けれども尾根の形ははっきりしません。
テキトーに下るとすぐに尾根の形がしっかりしてきました。
尾根をふさいだ倒木の小山を右に回り込みます。
回り込んだところで念のためにスマホGPSで位置を確認してみました。尾根を間違っていました。光明山東尾根はあちらの右の尾根です。斜めに下っていきます。
獣の足跡でごちゃごちゃ、かと思ったんですがそんなことはなく、ただの水たまりを通過し、
光明山東尾根に復帰。
下ってきて
下ります。
墨痕、ではありませんが書かれてホヤホヤっぽい鮮やかな文字を通過してすぐの
藪に覆われた730m圏の分岐は右へ。
下ります。
倒木を右に回り込んだんですが、
藪に囲まれてしまいました。
赤テープが葉っぱに結び付けられていましたが、この藪の中がルートなのでしょうか。
藪を抜けるとそこそこしっかりした道に出ました。とほほ、藪を避けられる道があったようです。
急降下です。
下ってきて
下り、
630m圏の分岐です。
右へ。なかなかややこしい尾根です。正面から車のエンジン音が上がってきます。
下ります。
下ってきて
おだやかな尾根歩きです。
598mの標高点を通過します。女子会は開かれていなかったけれど小さな赤帽黒杭が刺さっていました。
おだやかな尾根歩きが続きます。
560m圏で地形図に記載されている破線を探してみたんですがわからずじまい。
2本の一升瓶を通過し、すぐにもう1本通過。これも罠か?
510m圏の分岐です。右へ。
下っていったんですが、右を意識しすぎたのかまた尾根がズレていました。
左へトラバースして修正します。
光明山東尾根に復帰。
キツい急降下を下ってきて
下ります。
尾根の右側にしっかりした道が現れました。左は植林と雑木混じり、右は植林になって急降下は続きます。
下ってきて
下ります。
道はボブスレーのコースみたいに丸く削られ、枯れた枝葉が積もっています。道の上の踏み跡をたどります。
笹に囲まれたりもします。そー言えばきょうは七夕だよね、などと思い出したりもして
炭窯跡を通過します。水の流れる音やエンジンの音が大きく聞こえてきます。
290m圏で尾根を巻き、
下ってきて
踏み跡をテキトーにたどって下ります。廃屋らしい建物や墓が見えてきました。
墓まで降り、
廃屋の庭先をかすめ、
細い舗装道路に降ります。
これにて光明山東尾根はおしまい。
都道201号十里木御嶽停車場線の本須バス停をめざします。振り返ってもう一度、光明山東尾根
北秋川に架かる下向橋(しもむかいばし)を渡ります。
橋から北秋川の上流。何段かになった堰堤が見えました。坂を登り、
都道に出ると目の前が本須バス停ですが、北へ3、4分ほど歩いて「養沢毛鉤専用釣り場」に立ち寄りました。釣りをするわけではありません。ふふふ、この管理事務所で缶ビールが買えるのです。今回のレポートでいちばん役立つ情報じゃないでしょうか。カップ麺なんかも置いてあって大きなテーブルで飲食できるようです。
本須バス停に戻ると2時間以上バスが来ないことが判明。武蔵五日市駅まで歩くことにしました。電柱に縛り付けられたお巡りさんを通過し、
2基の馬頭観世音を眺め、
「星竹バーベキューランド」を通過し、だんだん川幅が広くなる北秋川をながめながらてくてく歩き、
北秋川を星竹橋で渡り、
武蔵五日市駅に到着。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。質はまったく違いますが、登り、下りともに容赦のない尾根歩きでした。無事、下山できたことを感謝します。また、よろしくお願いします。