奥多摩尾根歩き
日原二岩峰めぐり

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今回は日原の岩峰を2つ登りました。籠岩(かごいわ)と燕岩(つばめいわ)です。いつも見上げている岩峰から見下ろしてみようという魂胆です。
梵天岩(ぼんてんいわ)はどうしたの? などという質問は受け付けません。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(35分)林道小川谷線に入ってすぐの階段→(1時間20分)籠岩→(45分)燕岩焼却炉広場→燕岩第1ピーク→燕岩第2ピーク→(30分)一石山直下分岐→(25分)一石山神社→鍾乳洞売店→[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
(3時間35分)
歩いた日 2024年1月14日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(35分)林道小川谷線に入ってすぐの階段→(1時間20分)籠岩


籠岩は小川谷林道に入ってすぐの階段からアプローチ。谷地形に刻まれたあるようなないような道を探りながら登っていきます。登りきると人形山からの谷(ほぼ涸れ沢)にぶつかり、左手上の籠岩と燕岩を結ぶ鞍部へ。鞍部からは古い石段が途切れそうで途切れずに籠岩のてっぺんまで続いていました。

おはようございます。奥多摩駅前からバスに乗り、終点の東日原バス停で下車。60数年前の先輩ハイカーを追い、
※写真:『奥多摩と大菩薩の旅 (山渓文庫)』(梶玲樹 著, 横山厚夫 写真 山と渓谷社 1962)109ページ。
日原街道を日原鍾乳洞方面に向かいます。今を歩くのはJR立川駅でバッタリ会った奥多摩のトップガンMさんとダンディ髭のSさん。岩峰めぐりはきょうの予定を後回しにしたMさんと同行することになりました。
小川谷橋を渡り孫惣谷方面に向かうSさんと別れ、小川谷林道に向かいます。
左手は燕岩。あんなところ登れるんでしょうか。夏になると岸壁にツバメが巣をつくった(る?)からの命名だそう。
右手は今回、惜しくも選に漏れた梵天岩。かつては六本岩と呼ばれていたそうだけれどもいまは3本あるかないかになっています。
すぐ先の左手に籠岩。あんなところ登れるんでしょうか。そして写真左上がバッサリ切れ落ちて見えます。籠岩から燕岩へ歩けるようには見えません。うーむ。
籠岩の根本に小川谷林道の起点があります。
籠岩の「籠」に馬頭観音たちが並んでいます。
小川谷林道に入ってすぐのロープの張られた階段から籠岩に向かいます。ロープは2011年の東北地方太平洋沖地震以降らしい。階段前でチェーンスパイクを履き準備完了。
谷地形をくの字くの字で登っていきます。最初はそこそこはっきりしていた道跡がだんだん曖昧模糊に。あーだこーだとルートを確認しながらの登りです。上のほうは昨日の雪でしょうか、薄っすらと白くなっています。
籠岩のてっぺんが見えてきました。
登ってきて
平坦な道跡でちょっと休憩。ホッカイロで指を温めるMさん。
ようやく日が差してきました。
稲村岩のミニチュアみたいな巨岩を通過します。
下から石の転がる乾いた音が聞こえてきました。確かに道中には岩から剥がれ落ちてきたらしい石が柿ピーのピーくらいに散らばっていました。
人形山からの谷にぶつかりました。右は人形山東尾根の支尾根で左はタワ尾根。この谷は水が流れるときもあるとMさん。谷を越え、
タワ尾根側の山腹を登り、写真上の鞍部に向かってトラバース(山腹水平移動)します。Mさんは鞍部に登ってくる石段を見つけて登ってきました。
鞍部に到着。ここは見事なU字形の底でかなり深いです。小川谷側は落ちてはいけない谷になっていました。この深いU字形のため、下から見上げると籠岩と燕岩がすっぱり切り離されて見えたようです。
鞍部で休憩します。Sさんにいただいた「お芋 もみじ饅頭」をいただきます。Mさんは大ぶりなカツサンド。「もみじ饅頭」の賞味期限は明日、以前Sさんにいただいた「マルセイバターケーキ くるみ」の賞味期限は前日に切れていました。今度いただくものはきっと賞味期限その日だと思います。小川谷側の谷に突き出た岩の先端でサルがジーーッとこちらを見ていました。
いよいよ籠岩のてっぺんをめざします。鞍部から石段がつくられています。
石段はなくなっていたり土に埋もれていたりしながらもこんな岩場を巻くように続いていました。かつては日原鍾乳洞のついでみたいな観光スポットだったらしいけれどホントーでしょうか。ハードです。
てっぺんが見えてきました。
最後の1段です。
籠岩のてっぺんは細長いピークでした。突端は古いですがしっかりした支柱と鎖で封鎖されています。
いつも見上げていた籠岩のてっぺんです。せっかくですのでまわりの景色を撮ります。
ヨコスズ尾根
手前右は燕岩、最奥は石尾根
燕岩のちょっと上方。うーむ、まっ、展望はそこそこといったとこです。