奥多摩尾根歩き
高峰北尾根、モヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根など

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今回は高峰北尾根(たかみねきたおね)を登り、モヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根を下り、大入沢・滝本沢中間尾根を登って、つるつる温泉北尾根(ナシノ木窪・ヤシキ沢中間尾根)を下りました。と書くと長距離をガンガンみたいだけれども下の地図の記録通り、歩いたのはごく狭い範囲をゴニョゴニョです。尾根の位置は地図をご参照ください。
高峰北尾根は『奥多摩 登山詳細図(東編)』(吉備人出版)に紹介されているコースですが、取付から下半分はまったく別のルートを登っています。ほかの尾根の名前は『詳細図』に書かれている谷沢名からテキトーに付けたものです。

コース
[START]JR青梅線御嶽駅→ (20分)高峰北尾根取付→高峰北尾根→(1時間30分)高峰→モヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根→(1時間)都道→大入沢・滝本沢中間尾根→熊野神社→(2時間)稜線→(10分)梅野木峠→つるつる温泉北尾根(ナシノ木窪・ヤシキ沢中間尾根)→(50分)大入林道→(5分)[GOAL]つるつる温泉→JR五日市線武蔵五日市駅
歩いた日 2021年1月16日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ~、そ~、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

[START]JR青梅線御嶽駅→ (20分)高峰北尾根取付→高峰北尾根→(1時間30分)高峰→モヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根→(1時間)都道


高峰北尾根の取付を探せるのか、モヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根はちゃんとどこかに着地できるのか不安なままの出発でした。

おはようございます。御嶽駅(みたけえき)です。ホームで靴紐を結んだりなんだかんだと準備していたらサーッと誰もいなくなり、駅のはす向かいのバス停に長い列ができていました。駅前の御嶽橋で多摩川を渡ります。
右奥の稜線が目指す高峰北尾根です。
橋を渡り右折。取り付ける場所を探しながら尾根の下端に向かいます。
発電設備を通過します。巨大な水圧管が多摩川に向かって下っています。
あのオレンジの看板の先の坂道から取り付けそうなので
登っていくと、しめしめ、踏み跡がありました。ザックから杖を引っ張り出し伸ばします。
登り初めはこんな感じ。
登ってくると
右から来た道とぶつかりました。
たどります。
途中からテキトーに登ってきて
稜線に乗りました。
尾根の下端方向に歩いてみると立派な祠が建っていました。尾根は祠の右奥に続いていましたが、
引き返して尾根を登ります。とはいってもこんな平坦な道がしばらく続きます。
倒木のように見えるのは全てベンチの残骸です。かつては御嶽の集落が見渡せて小学校なんかの遠足で賑わったんじゃないでしょうか。
いまはこんな景色。ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を一口飲んで
先に進みます。
先ほど下を歩いた水圧管の上です。巨大なタンクが見えます。地形図にも水色でまん丸く描かれています。直径は20m前後。落ちたら電気の素になって裸電球のひとつでも灯せるのでしょうか。などと妄想しながら通過し、
やや急な坂を登ってくると
伐採地に出ました。
御嶽駅周辺と多摩川の下流方向です。
伐採地の縁を登ってきました。中央の尾根は大塚山(おおつかやま)にせり上がる青梅市と奥多摩町の境界尾根。奥には真名井北稜(まないほくりょう)、川苔山(かわのりやま)が見えている気がします。
右奥に高水三山(たかみずさんざん 高水山 岩茸石山 惣岳山)が見えます。
多摩川の下流方向。奥は沢井尾根(さわいおね)。
ほうじ茶を一口飲んで出発します。
こんな岩や
こんな岩を通過したりもします。
登ってきて
一直線の登りです。
登ってきて
それにしてもりっぱな道です。ゆるーく曲がると
558mの標高点あたりで『詳細図』に紹介されている高峰北尾根ルートと合流します。
こんな道を歩きます。
朝日に照らされた日の出山(ひのでやま)。右下に下っているのは日の出山北尾根(ひのでやまきたおね)
植林の中を歩きますが明るいです。
自然林と植林の境界を歩きます。
これから向かう梅野木峠(うめのきとうげ)近くの電波塔が見えました。
登ってきて
高峰の山頂に到着。これにて高峰北尾根はおしまいです。
道標には「高峰山 755m」とあります。「高峰」か「高峰山」か。まっ、どっちでもいいか。
山頂で休憩。防寒用に着ていたヤッケを脱ぎます。きょうは暖かいです。
次なるターゲットはモヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根です。
休憩時にほうじ茶にかまけて忘れていた遠くの西友で買ったゼリー。マスカット味です。おいしいです。
左に尾根を探しながら4、5分。どうやらこの小さなポッコリがモヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根のてっぺんのようです。
下ります。
すぐに登山に降りました。
そのまま尾根を下ります。
かなりの急降下の後、
しばらく穏やかな尾根歩きが続き、
伐採跡地(多分)と植林の境の藪に突入します。
藪を抜けたら急降下です。
下ってきて
急降下です。
下ってきて
穏やかになって
倒木を迂回したりもします。
自然林と植林の尾根から植林帯に入ると、
そこそこ急降下になって広場みたいな場所を通過し
藪っぽくなって右下から水の流れる音が聞こえるようになって
藪になって
右下に人家が見えてきました。
下ってきて
下ると
林道のカーブの上です。
林道に立ちました。ロープがあったんですが、ただあっただけでどこにも結ばれていませんでした。危うくロープごと林道に転げ落ちるところでした。
林道の上の方。
下の方。
尾根はまだ下れそうです。
ちょっと下ると沢が見えました。これがモヘイ窪でしょう。
さらに下ります。
下ってきて
沢沿いに下ると空っぽの祠が建っていました。
モヘイ窪と滝本沢の出合です。桑ノ木沢は滝本沢のちょっと上流で左岸に流れ込んでいる沢です。
さようなら! モヘイ窪・桑ノ木沢中間尾根!
モヘイ窪を渡り、滝本沢を渡り、
倒木を手がかりに崖を這い上がってきました。
少し先に道路(東京都道184号奥多摩あきる野線)が見えます。