ショーノ沢右岸尾根、曲り沢右岸尾根、熊倉山南尾根、金山窪左岸尾根、笹尾根1159m標高点東尾根
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■熊倉山南尾根取付→熊倉山南尾根→(1時間30分)熊倉山→金山窪左岸尾根→(45分)ハチザス沢金山窪出合→笹尾根1159m標高点東尾根→(35分)笹尾根1159m標高点→槇寄山→(20分)西原峠→槇寄山北東尾根→(1時間35分)[GOAL]檜原村温泉センター数馬の湯→温泉センターバス停→JR五日市線武蔵五日市駅
熊倉山南尾根:垂直? みたいな岩崖に取付き、序盤は浮石に難儀しながら岩混じりのキッツい這い上がりが続きます。
金山窪左岸尾根:下降点がとってもわかりづらい尾根です。植林の中を一直線に下ります。なんにも起こらない地味な尾根だと思っていたら、ハチザス沢と金山窪の出合が近づくとただではすみませんでした。この名前でいいのか微妙な位置ですが、まっ、いいか。
笹尾根1159m標高点東尾根:この尾根がしゃべれるのなら「名前をつけられても困ります! 余計なお世話です!」って怒られそうなちっちゃな尾根です。ミズナラがぼこりぼこりと立つキツい急登をしのぎにしのいで笹尾根の1159m標高点に這い上がりました。
熊倉山南尾根です。右に名前のわからない小さな谷から細い滝が流れ落ちています。倒木に乗ったりまたいだり、ほぼ垂直の岩崖に取付きます。
立木をつかみながら、もこりもこりとはがれやすい岩に難儀しながら登ってきて
登ります。ゆっくり見上げないと頸髄損傷必至です。
這い上がってきて
1000m圏でようやくちょっと勾配がゆるくなりました。
またぞろじんわりと急登になって左から登ってきた尾根と合流します。明るいです。
1100mたりで合流。明るいのはいいんですがトゲトゲが痛い藪です。
バリパリとシャツやズボンを引っかきながら登ります。
マツの向こうに笹尾根が横たわっています。
めちゃくちゃキツい登りになりました。晴天のもと、躍動感あふれる尾根歩きを、と思っていたんですがのそりのそりじわじわと高度を上げていきます。
1160m圏でまた左から登ってきた尾根と合流。キツい急登は終わりました。
尾根は左にぐっと曲がります。
曲がり角で右から登ってきた石原小屋窪右岸尾根と合流。1220m圏です。
左右からの尾根があのてっぺんで合流します。
ここがてっぺんだと思うんですが登り詰めるとなんだか坂道の途中という風情です。この右から登ってきた尾根はかつて歩いたハチザス沢ノ頭東尾根ですが、「都民の森」の「深山の路」でもあります。ただこの区間は廃道扱いになっています。左から登ってきた尾根はこれから下る金山窪左岸尾根です。
あちらから登ってきました。キツい勾配でした。
てっぺんのはっきりしない熊倉山に向かいます、というか探します。このあたりがピークっぽいです。「深山の路」の案内板が立っています。ここを熊倉山のてっぺんとし、熊倉山南尾根はおしまいとします。
もう少し先に進んで映画『七人の侍』で村に築かれた柵みたいな封鎖線を見て引き返します。なんとなく見にきただけです。
熊倉山南尾根を登り詰めたあたりから金山窪左岸尾根を下ります。
なんだかスッキリしない尾根の形ですが
左手の熊倉山南尾根を見ながらキツい勾配を下っていくと
尾根らしくなってきました。金山窪左岸尾根はほぼ一直線です。間違いたくても間違いようがないくらい一直線の分岐なしです。
尾根はぐっとヤセました。ありがたい変化です。一本調子の尾根にちょっと頭がボーッとなっていました。
ヤセ尾根の急降下になりました。
左の谷は静かですが、右の谷からは水の音が聞こえてきます。直進は切れ落ちています。単調だった尾根がいきなり挙動不審になりました。
左に回り込んで活路を見いだした、と思ったんですがめちゃくちゃ足場が悪くじんわりじんわり下っています。
切れ落ちの正体はオーバーハングした大岩でした。
藪をバギポキザズと押し開きながら急勾配を下ってきて
右からの金山窪と左からの名前のわからない谷の出合が見えてきました。藪が濃くて尾根の先が見通せません。
尾根の突端に下ってきました。出合を見下ろします。直進は無理。ちょっと登り返して金山窪側に下ってみます。
金山窪の上流は楊枝入れを倒したみたいになっています。
金山窪左岸尾根の突端直下を回り込みます。
名前のわからない谷の上流。埋まりつつあるのか復活中なのか、どうなんでしょう。
出合に降りました。これにて金山窪左岸尾根はおしまいです。
間髪入れずに、というのはウソですが、動画をちょっとだけ撮影して休憩して金山窪左岸尾根の真向かいの笹尾根1159m標高点東尾根に取付きます。
金山窪左岸尾根の下端をぐるりとして笹尾根1159m標高点東尾根を見上げます。
とんでもない勾配を登ってきました。木立の向こう、写真の中央に下ってきた金山窪左岸尾根の下端がちらりと見えています。
日が傾いてきました。
一見おだやかですが、かなりキツい登りがずーーっと続きます。だだっ広い尾根なのでテキトーに登っています。
振り返ると登った熊倉山南尾根、その向こうに石原小屋窪右岸尾根が見えました。
ホウノキの葉っぱゾーンでようやく勾配はややゆるみ、
さらにゆるんで行く手のいちばん高そうなポイントをめざして登っていきます。
槇寄山北東尾根の登山道を横切り、
1159mの標高点に到着です。。これにて笹尾根1159m標高点東尾根はおしまいです。標高点あたりに古そうな標石が立っていました。
西原峠(さいはらとうげ)をめざして笹尾根を南下します。
前回に下った丸塚沢左岸尾根のてっぺんを通過し、
槇寄山の山頂に到着。三等三角点があります。標高は1188.16m、基準点名は千軒平。千軒平ってなんなんでしょ、って前回も書いたことを思い出しました。
富士山がよく見えました。
山頂から下ってくるとすぐに西原峠です。笹尾根をはなれ、左の峠道を下ります。
左下に新しそうなヌタ場を眺めたり、
前回、登ってきた南谷沢左岸尾根を見下ろしながらどかどか下っていきます。
ボブスレーコースみたいな登山道は歩きづらいので尾根上を忠実に下ります。
きょう下った曲り沢右岸尾根の「国定忠治」を通過します。
ショーノ沢左岸尾根てっぺんの965m標高点も、
ショーノ沢左岸尾根の分岐も、この5日間で4回も行き来しています。もちろん顔パスです。
870mあたりの分岐です。予定通り未踏の右の道を下ってみます。通せん坊らしき木が置かれています。
なんとすぐに左の道と合流してしまいました。道が付け替えられただけだったようです。どこに着くのかちょっと楽しみだったんですが、とほほ、です。
前回は左の尾根上を歩いたんですが、今回はかつてあるいたことのある右の登山道へ。
すぐに細長い平坦地がありました。前回はこのあたりで地形図に記載された神社記号の神社を探し回ったんですが、この平坦地がいちばん神社跡らしく見えます。
防獣ネットでくっと曲がり、
水道施設を過ぎ、
集落を見下ろしながら
下っていきます。
立派な舗装道路に出て、地形図の寺院記号の寺から下ってきた尾根を見上げてみたりして、
ふと思いついて、前回、降りる場所が見つからなかった擁壁に登ってみることにしました。電柱の下の擁壁にコの字の鉄棒でできた階段があります。
でもって南秋川に架かる南橋(みなみはし)のたもとに
電柱の向こうから降りてきました。
南橋を渡り、
檜原街道へ上がり、松坂屋酒店で缶ビールを買って、
「檜原温泉センター数馬の湯」の湯上がりに「瓶ビール」と「舞茸天ぷら」をいただき、
温泉センターバス停で急行バスに乗りました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。ゴニョゴニョと目障りだったかもしれません。すみません。当初の目的はハチザス沢の未踏区間を歩くことだったんですが、途中でそんなことはすっかり忘れてしまい、未踏の尾根を探し、つなぎ合わせることに夢中になってしまいした。まっ、そんなことはともかく、今回も楽しい尾根歩きができました。歩けそうで歩いていない尾根がさらに見つかりました。いつかまた、よろしくお願いします。ゴニョゴニョします。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。ゴニョゴニョと目障りだったかもしれません。すみません。当初の目的はハチザス沢の未踏区間を歩くことだったんですが、途中でそんなことはすっかり忘れてしまい、未踏の尾根を探し、つなぎ合わせることに夢中になってしまいした。まっ、そんなことはともかく、今回も楽しい尾根歩きができました。歩けそうで歩いていない尾根がさらに見つかりました。いつかまた、よろしくお願いします。ゴニョゴニョします。