今回はどこに着くのかわからない山歩きをするつもりで家を出ました。
      
      スタート点は東日原バス停から林道日原線(以後、日原林道)を1時間ほど歩いた八丁橋(はっちょうばし)。日原林道が日原川に沿って八丁山のほぼ真北に回り込んだあたりでクッキリハッキリした道が山腹に刻まれています。いったいどこへ? この道がずーっと以前から気になっていました。いざ、ミステリーツアーへ出発! 
      と、意気揚々と登り始めたんですがほどなく敗退。結局、今回はオロセ尾根をこれまでとチョッピリ異なるルートで登り。てっぺんの篶坂ノ丸(すずさかのまる)からそのままタワ尾根を乗り越し、篶坂ノ丸東尾根を小川谷下段歩道まで下りました。
    ミステリーツアーの失敗で急きょブラブラノンビリと紅葉狩りの尾根歩きになったんですが、今回はあちらこちらで3回も撤退するハメになりました。

オロセ尾根、篶坂ノ丸東尾根
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| ■コース | 
      JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→林道日原線→(50分)八丁橋・謎の道→(20分)謎の道・撤退→林道孫惣谷線→(25分)オロセ尾根取付→(50分)オロセ尾根→(2時間15分)篶坂ノ丸→篶坂ノ丸東尾根→(1時間10分)小川谷下段歩道→(1時間10分)林道小川谷線→(40分)東日原バス停→(1時間20分)[GOAL]大沢バス停→JR青梅線奥多摩駅 | 
| ■歩いた日 | 2020年10月31日(土) | 
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→林道日原線→(50分)八丁橋・謎の道→(20分)謎の道・撤退→林道孫惣谷線→(25分)オロセ尾根取付→(50分)オロセ尾根→(2時間15分)篶坂ノ丸
気になっていた謎の道は落石一発撤退とあいなりました。初めての取付から登り始めたオロセ尾根はいつの間に歩いたことのある作業道(登山道)に合流していました。
 おはようございます。きょうはハロウィンです。こんな偶然もあるんですね。奥多摩駅前は登山家の扮装ばかりで大賑わいでした。
  おはようございます。きょうはハロウィンです。こんな偶然もあるんですね。奥多摩駅前は登山家の扮装ばかりで大賑わいでした。晴天の東日原バス停を出発します。
 稲村岩(いなむらいわ)の右奥にポコリと見えている八丁山(はっちょうやま)の向こう側に向かいます。
稲村岩(いなむらいわ)の右奥にポコリと見えている八丁山(はっちょうやま)の向こう側に向かいます。 小川谷橋(おがわだにばし)を渡り左折し、
小川谷橋(おがわだにばし)を渡り左折し、 林道日原線を歩きます。
林道日原線を歩きます。 伊勢橋(いせはし)を渡ると未舗装になります。
伊勢橋(いせはし)を渡ると未舗装になります。 「ガニ沢出合いのカツラ」を見下ろしながら通過するとすぐ、
「ガニ沢出合いのカツラ」を見下ろしながら通過するとすぐ、 八丁橋手前の駐車場や右に橋(オロセ橋?)が見える、
八丁橋手前の駐車場や右に橋(オロセ橋?)が見える、 この道がミステリーツアーの出発点、謎の道です。
  この道がミステリーツアーの出発点、謎の道です。 林道を左奥から歩いてきました。
  林道を左奥から歩いてきました。 見上げるとこんな感じ。軍手をはめ、縮めていた杖を伸ばして登り始めます。
見上げるとこんな感じ。軍手をはめ、縮めていた杖を伸ばして登り始めます。 急登です。おまけにザレてズルズルのズルズルです。
急登です。おまけにザレてズルズルのズルズルです。 林道から高さで20m強ほど登ってきました。ここでコブシ3個分ほどの石を落としてしましました。ガラガラガラと転がり始め、わたくしは聞きよう聞きマネで「ラーク」と声を上げ、石の行方を見ようとしましたがよくわかりません。するとなんと、ちょうどそこに緑のウェアを着た男性ハイカーが通りかかったのです。ビックリしました。まるで人気がなかったのにこのタイミングでハイカーが現れるとは。「すみませーん」と声をかけてわたくしは戦意喪失。足場は滅茶苦茶悪く、自他共にデンジャラスです。落石一発撤退です。
林道から高さで20m強ほど登ってきました。ここでコブシ3個分ほどの石を落としてしましました。ガラガラガラと転がり始め、わたくしは聞きよう聞きマネで「ラーク」と声を上げ、石の行方を見ようとしましたがよくわかりません。するとなんと、ちょうどそこに緑のウェアを着た男性ハイカーが通りかかったのです。ビックリしました。まるで人気がなかったのにこのタイミングでハイカーが現れるとは。「すみませーん」と声をかけてわたくしは戦意喪失。足場は滅茶苦茶悪く、自他共にデンジャラスです。落石一発撤退です。 ソロリソロリと下っていたら右手方向(林道を戻る方向)に薄い踏み跡がありました。そちらは落石の危険はなさそうなのでちょっと辿ってみることに。けれども小尾根を回り込んだところで道は消失。引き返しました。まっ、これは想定内です。
ソロリソロリと下っていたら右手方向(林道を戻る方向)に薄い踏み跡がありました。そちらは落石の危険はなさそうなのでちょっと辿ってみることに。けれども小尾根を回り込んだところで道は消失。引き返しました。まっ、これは想定内です。 林道に降ります。わずか20分ほどのミステリーツアーというかミスツアーで終わってしまいました。
林道に降ります。わずか20分ほどのミステリーツアーというかミスツアーで終わってしまいました。さて時間はたっぷりあります。ここからだとオロセ尾根を歩くのが楽しそうです。
 ということで八丁橋手前のこのオロセ橋のゲートをくぐり、林道孫惣谷線を歩きます。
ということで八丁橋手前のこのオロセ橋のゲートをくぐり、林道孫惣谷線を歩きます。 タワ尾根。
タワ尾根。 先ほど、あっという間に蹴散らされた山塊。
先ほど、あっという間に蹴散らされた山塊。 いろんな色が見えます。んっ、と思ったのが右に見える林道の土台です。
いろんな色が見えます。んっ、と思ったのが右に見える林道の土台です。 スズメバチの巣じゃないでしょうか。バスケットボールより大きいくらいのサイズです。
スズメバチの巣じゃないでしょうか。バスケットボールより大きいくらいのサイズです。 スズメバチの巣を過ぎて左にグーッとカーブするここからオロセ尾根に登ることにしました。仕事用か遊び用かわかりません(多分、仕事用)が、赤テープがヒラヒラしていました。
スズメバチの巣を過ぎて左にグーッとカーブするここからオロセ尾根に登ることにしました。仕事用か遊び用かわかりません(多分、仕事用)が、赤テープがヒラヒラしていました。 登ってきました。くの字くの字の踏み跡がありました。
登ってきました。くの字くの字の踏み跡がありました。 どこに行くのでしょう。林道を戻る方向に道がのびています。
どこに行くのでしょう。林道を戻る方向に道がのびています。 反対側にも道はのびて稜線に向かっていますが、
反対側にも道はのびて稜線に向かっていますが、 この斜面を登ることにしました。
この斜面を登ることにしました。 大木が反り返っていました。
大木が反り返っていました。 大木の樹冠。
  大木の樹冠。 登ってきて、
登ってきて、 間伐された倒木を跨いだり掴んだり回り込んだり、テキトーに登ります。
間伐された倒木を跨いだり掴んだり回り込んだり、テキトーに登ります。 滅茶苦茶しっかりした道にぶつかりました。
滅茶苦茶しっかりした道にぶつかりました。 左方向。
左方向。 右方向。
右方向。 そのまま道を横断して登ります。一升瓶を通過します。
そのまま道を横断して登ります。一升瓶を通過します。 今度はしっかり道の曲がり角にぶつかりました。ここで先ほどのしっかり道はこれまで何度か歩いたことのある作業道(登山道)だと気付きました。
今度はしっかり道の曲がり角にぶつかりました。ここで先ほどのしっかり道はこれまで何度か歩いたことのある作業道(登山道)だと気付きました。 新ルート歩きは思いのほかあっさり終了。素直に作業道を歩きます。
新ルート歩きは思いのほかあっさり終了。素直に作業道を歩きます。 小尾根を乗り越すたびに淡い紅葉が見られます。これから色濃く紅葉するのでしょうか。
小尾根を乗り越すたびに淡い紅葉が見られます。これから色濃く紅葉するのでしょうか。 道を少し外れ、1123mの標高点あたりに立ってみました。とくに何もありません。
道を少し外れ、1123mの標高点あたりに立ってみました。とくに何もありません。 確か、前回は尾根筋を歩いたので
確か、前回は尾根筋を歩いたので きょうは作業道歩きます。
きょうは作業道歩きます。 三叉路。あちらの右方向がオロセ尾根です。そう言えば水道局の丸看板はどこなんでしょう? なくなった?
三叉路。あちらの右方向がオロセ尾根です。そう言えば水道局の丸看板はどこなんでしょう? なくなった? あちらは作業道の続き。
あちらは作業道の続き。 1180m圏のあの切り株が見えたら、
1180m圏のあの切り株が見えたら、 左向け左で、作業道を離れてテキトーに尾根を登っていきます。
左向け左で、作業道を離れてテキトーに尾根を登っていきます。 登ってきて、
登ってきて、 登ります。テキトー感が心地よいです。
登ります。テキトー感が心地よいです。 樹間に覗く紅葉。
樹間に覗く紅葉。 柔らかくうねったそこそこの急登です。あのてっぺんで左右からの尾根と合流します。
柔らかくうねったそこそこの急登です。あのてっぺんで左右からの尾根と合流します。 登ってきて、
登ってきて、 登り、
登り、 大木に出合います。
大木に出合います。 ガッシリと力強い幹。
ガッシリと力強い幹。 樹冠。オロセ尾根には大きな木がたくさん立っています。
樹冠。オロセ尾根には大きな木がたくさん立っています。 長沢背稜(ながさわはいりょう)。
長沢背稜(ながさわはいりょう)。 道中の景色。
道中の景色。 これも道中の景色。
これも道中の景色。 ボン!
  ボン!  樹間に空が見えます。
  樹間に空が見えます。 タワ尾根の稜線です。
タワ尾根の稜線です。 あちらから登ってきて、
あちらから登ってきて、 タワ尾根に立ちました。
タワ尾根に立ちました。 ちょっと左へ登ると篶坂ノ丸です。これにてオロセ尾根はおしまいです。オシャレなウェアを身にまとった山ガール2人組が楽しそうに食事をしていました。
ちょっと左へ登ると篶坂ノ丸です。これにてオロセ尾根はおしまいです。オシャレなウェアを身にまとった山ガール2人組が楽しそうに食事をしていました。