大寺山都県境尾根、シンナシ尾根
(その2の1)

今回は大寺山(おおでらやま)を通る都県境尾根(とけんざかいおね)を北から南へ歩き、旧青梅街道(国道139号)を経て玉川キャンプ場からシンナシ尾根に取り付き、三頭山(みとうさん)まで登りました。三頭山からはムシカリ峠、三頭大滝、三頭沢遊歩道を経由して「檜原温泉センター 数馬の湯」まで下りました。
ここでは便宜上、大寺山の北側の都県境尾根を大寺山北都県境尾根、南側を大寺山南都県境尾根と呼びます。大寺山北都県境尾根は序盤の藪、中盤の植林帯、終盤の植林帯と雑木の境目、ずっとそこそこの勾配でわたくしにはなかなかキツいものでした。大寺山南都県境尾根は途中で道を間違えました。予定していた下降点よりずいぶん西にずれた場所に下りてしまいました。おおよそどこで間違ったかわかるのですが、ちゃんとはわかりません。
シンナシ尾根は三頭山の北にずーっと伸びるヌカザス尾根の支尾根で、『奥多摩登山詳細図(西編)』(吉備人出版)では「境ノ尾根(シンナシ尾根)」と記載されています。登山道の記載はありません。初っ端に激登がありますが、穏やかでノンビリした尾根歩きがしばらく続きます。そして終盤に急登がグッときて、ヌカザス尾根との合流点である入子沢ノ峰(いりこざわのみね)に着きます。三頭山で休憩後、「数馬の湯」を目指して飛ぶように(イメージです)駆け下りました(イメージです)。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]留浦バス停→留浦浮橋→大寺山北都県境尾根→(1時間20分)大寺山→大寺山南都県境尾根→(1時間10分)金風呂バス停(旧青梅街道)→(15分)シンナシ尾根取り付き→シンナシ尾根→(2時間40分)入小沢ノ峰→(50分)三頭山→ムシカリ峠→大滝→ケヤキの路→三頭沢遊歩道→(2時間10分)[G0AL]数馬の湯→JR五日市線武蔵五日市駅
歩いた日 2018年05月12日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]留浦バス停→留浦浮橋→大寺山北都県境尾根→大寺山→大寺山南都県境尾根→金風呂バス停


留浦浮橋を渡って湖岸歩道を偵察していたら、大寺山北都県境尾根の下端まで着いてしまいました。

おはようございます。JR青梅線奥多摩駅です。留浦経由・小菅の湯行きバスに乗ります。GW最終盤の先週の土曜日と同じくらい大勢のハイカーで賑わっています。
留浦バス停で降りました。ずっと立ちっぱなしでした。20人くらい降りたと思います。
わたくしはバス停にあるトイレ横の階段を降り、
留浦浮橋を渡ります。
渡ると浮橋はガキーッ、ガキーッと鳴ります。両側の手すりには竿が何本も固定されていて、コイなんかを狙っているんでしょうか。気のせいか、ガキーッ、ガキーッと鳴らしながら浮橋を渡るわたくしを釣り人がねめつけているようです。気のせいですよね。あの右から左上角に向かってシュッと伸びているのが大寺山北都県境尾根です。
微妙な緊張感で浮橋を渡り終え、湖岸歩道まで登ってきました。大寺山北都県境尾根の下端に向かって歩きだしたんですが、すぐに「関係者以外立ち入り禁止」の通せんぼが全くやる気なさげに立っていました。
わたくしは脇の甘い通せんぼの横をすり抜け、偵察に向かうことにしました。湖岸歩道はこんな倒木だらけです。身の危険を感じたら即、左の斜面に取り付いて大寺山北都県境尾根に這い上る作戦です。
途中、こんな立派な登山道らしき道がありましたが、大寺山北都県境尾根の下端はまだ先です。
ここが大寺山北都県境尾根の下端です。岬のように湖に向かって突き出ています。
対岸に見えているのは鴨澤橋です。都県境はあの橋をくぐって北上しています。
で、こちらが大寺山北都県境尾根です。
道はあるようなないような感じなので薄い籔の中をテキトーに登っていきます。
畑かなと思ったんですが、どうも獣が食べ物を漁った跡のような気がします。前方の木立に突入します。
そこそこ急登です。
ボブスレーのコースみたいに抉れている道と合流。おそらくこれが先ほど湖岸歩道で見た登山道らしき道につながっているのでしょう。
ネット情報で、こういう凹んだ道は伐採した材木を人馬で運び出した跡だと見聞した記憶があります。ここを人馬とともに材木が下り、水や食料、研がれた鋸や鉈なんかが登っていったんでしょうか。んー、感慨深くはあるけれどとても歩きづらいので凹みの右上や左上をわたくしは歩くのでした。
こんなに日が燦々と降り注ぐ尾根も歩きます。
振り返った風景。
尾根筋に杭がありました。都県境なんでしょうか。
道中。これは植林なのでしょうか?
凹んだ道の両側が尾根のようになってずーっと登っていきます。
これは水道局の石柱ですよね。
右手の新緑が眩しいです。
新旧の東京都水道局の杭です。
820mあたりの平坦な場所。
東京都水道局の「図根点」。ずこんてん、と読むらしい。
なんだか標柱探しみたいになってしまいました。
変化に富んだ尾根です。
モミの大木がありました。
そこそこ急登です。
フッと勾配が緩みます。
壊れたプレハブや積み上げられた錆びたドラム缶が見えてきました。
二層式洗濯機が落ち葉を洗います。
壊れたプレハブは壊れたトイレでした。
そして目を転じると大寺山の山頂、東京奥多摩仏舎利塔がそびえていました。
拡大]文中に「海抜一千メートルを越す大寺山山頂」とありますが、因みにわたくしが調べた限りでは大寺山の「標高」は944mから960mでした。「海抜」でも1000mを超えることはないと思います。ここで手持ちの高度計が1000mを超えていないからといって無能呼ばわりするのは早計です。
「宝くじ」の収益金でソメイヨシノが植栽されつつあります。
仏舎利塔の周りをぶらぶらしながら休憩しました。
「小菅村余沢」方面に向かいます。ここからは大寺山南都県境尾根です。
立派な道を下ります。切り替え画像は同じ場所で振り向いた景色。
すぐにこんな分岐があります。左上に進みます。
放置自動車。単純放置型です。
地面にめり込んだ車軸。
鉄くずが道を塞いでいます。
向こう側に行くと、また単純放置型の放置自動車です。
この白いクルマは二つで一つでした。
先に進みます。
林道に合流しました。白いコタツのように見えるものは水道の設備のようでした。
日本山妙法寺の施設です。正面奥に見える青い屋根の建物の向こうに進みます。
これも単純放置型の放置自動車。この向こうに回り込みます。住居侵入罪でしょうか。申し訳ありません。
下ります。
こんな場所を通過し、
下ります。
わかりづらいですが、尾根筋に電線が走っています。
道中。
尾根が左右に別れます。電線は左の尾根へ。
ここで進行方向を確認します(地図は格好をつけて持っているだけです)。
右を選択。これがどうも間違いだったようです。うーん、プロトレックの標高をちゃんと調整していなかったことが敗因だと思われます。
とてつもない急降下です。
相当な急勾配ですが、作業道が何本も横切っています。
適当に作業道を選んで下っていくと左手下に旧青梅街道だと思われる車道が見えてきました。
右手に舗装道路が見えます。
この植林帯から出てきました。
舗装道路を下っていくと集落が見えました。
旧青梅街道です。金風呂バス停が目の前でした。