奥多摩尾根歩き
ヤケト尾根、オッコシ尾根、日蔭名栗山南尾根

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巡視道(1060m圏)→(1時間10分)オッコシ尾根取付→オッコシ尾根→(1時間20分)ヤケト尾根(マワシコミ)→(30分)石尾根


オッコシ尾根までの道(水源林巡視道?)は、ほぼ水平にひたすらヤケト尾根の子尾根や小ぶりな谷を乗り越えていきました。尾根はとっても幅広で二重三重に尾根が波打ったりもしてグニュグニュした尾根地形はテキトーに歩けるというかビシッと尾根上を歩きづらいというか、ゆるい勾配あり急登ありの面白く楽しい明るい尾根でした。

巡視道はほぼしっかりした道ですが、
谷側はうっすらしたところが多く、
のっぺり道もあります。このあたりなんかいったいどこを歩けばいいのかよくわかりません。
いくつか涸れ沢や子尾根を越え、水の流れる音が聞こえてくるようになりました。
初めて水の流れる沢を渡ります。
細い溝のような沢がズーッと日蔭名栗沢まで下っています。
沢を渡っていると地下からグゴゴゴゴと水の流れる低い音が響いていました。ちょっと怖かったです。
眼前にオッコシ尾根です。
すぐにまた沢を渡ります。下調べでオッコシ尾根の情報はほぼ皆無だったんですが、唯一『花のひかり』(komado氏)というサイトで巡視道などについて貴重な情報を得られました。同サイトによるとこの沢はどうやら三ノ沢というらしいです。
『奥多摩の尾根と沢』(奥多摩山岳会 編 東京新聞出版局 刊)の地図(日陰名栗沢 204ページ)に三ノ沢の記載があるんですがどうも場所がよくわかりません。まっ、三ノ沢と思われる沢の上流。
下流。
でっかい木が2本ニョッキリと立っていました。
『花のひかり』によるとシオジという木らしいです。
もう少し先に歩いてオッコシ尾根の下方を見てみました。標高差で60mほど下れば三ノ沢と日蔭名栗沢の出合です。下端からビシッと登りたいのはやまやまですが時間的にキビシそうなのでググッと見やるだけで下るのはやめておきます。
これは巡視道の先の方。道の形はまったく見当たりませんでした。
登り始めたんですがオッコシ尾根はもう少し先のあの稜線のようです。どうにもとらえどころのない地形です。倒木をくぐります。
斜上してきてオッコシ尾根に立ちました。
オッコシ尾根の下方。
登ります。
そこそこの急坂を登ってきて
登ります。
地形図からは読み取れない小さな谷や尾根が絡んできます。
ヌタ場を通過し、
1220m圏で右から登ってきた尾根と合流し、ちょっと先で左から登ってきた尾根と合流。グニャッとした地形ですがおだやかな尾根になりました。
登ってきて
登ります。いつの間にか尾根上ではなくなっていましたが、まっ、いいです。テキトーに登ります。
向こうと手前、やっつけられたエイリアンみたいな倒木を通過します。
1280m圏から東北方向の山並み。ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みながら眺めます。いちばん奥は長沢背稜(ながさわはいりょう)でその手前はタワ尾根、そのまた手前は天祖山の稜線です。
登ってきて
左右から登ってきた尾根とあのピークで合流します。
ん? 右のあちらの尾根が主尾根のような気がします。なんともわかりづらい尾根です。
主尾根と思われる尾根に立ちました。
右手にもうひとつ小さな尾根がありました。オッコシ尾根、とにもかくにもなんだかややこしく面白い尾根です。
登ります。
登ってきて1420m圏の尾根姿です。
幅広の急登です。
ヒーコラと登ってきて
1480m圏でおだやかな勾配になりました。
振り返って天祖山。
左からの尾根と合流し、あの先で左右からの尾根と合流。
ヤケト尾根と合流します。
ヤケト尾根に立ちました。これにてずっと幅広で開放感あふれるオッコシ尾根はおしまいです。いつか下端からビシッと登ってみたい尾根です。
ヤケト尾根の下方を眺めながらほうじ茶を飲んで小休止です。
オッコシ尾根とヤケト尾根の合流地点のこのあたりはマワシコミと呼ばれる場所らしいです。オッコシにマワシコミ。なにやら関係がありそうなんですがさっぱりわかりません。ヤケト尾根を登ります。木立の向こうに薄ボンヤリと見えるのは日蔭名栗山でしょうか。
1590m圏のピークに立つ大きな木。『詳細図』に記載されている「小ピーク 三又の大木」だと思います。
アセビが目立つようになりました。
高丸山(たかまるやま)かな。
尾根の雰囲気が変わりました。
登ってきて
登ります。あの稜線は石尾根でしょう。
登ってきて
石尾根に合流しますロープが張られていました。これにてヤケト尾根はおしまいです。
石尾根より鷹ノ巣山(たかのすやま)方向です。奥は石尾根の続きで手前は浅間尾根(せんげんおね)。
もう少し右(南)。
もう少し右。
もう少し右。