ノボリ尾根、石尾根、ハンノ木尾根
(その5の1)

オロセ尾根を歩いたからにはノボリ尾根をはずすわけにはいけません! というわけでノボリ尾根、石尾根、ハンノ木尾根を歩いてみることにした。ノボリ尾根、ハンノ木尾根は無線ルートだが、幸い、先人が多くの記録をネット上に残してくれている。情報が多い場合はどうしても山行をなめてしまう。よくない傾向だ。しかも、なんとなく山に慣れてきたいまぐらいが、痛い目にあう可能性が高いに違いない。気を引き締めるゾ!
ルートに関する情報収集ということについては、ちょっとしたジレンマがある。たくさんの情報を抱えて山に登ると確かに安全かもしれないけれど、写真や記述を確認するだけの山歩きにならないだろうか。「写真の通りだ」「書いてあるとおりだ」っていうのもそれはそれで面白いけれど……。みなさんはこのあたり折り合いをどう付けているのでしょうか。
私はできるだけ下調べをしておいて、現場では忘れたふり。これは困ったというときに、コピーや印字しておいた紙資料、スマートフォンに入れておいた画像なんかを引っ張り出しています。ただ、この「忘れたふり」が難しい。どうしても歩きながら記憶を探ってしまう。歩くというより辿ってしまう。
う〜ん、とりあえず精度のいいGPSをサンタにお願いしてみよう。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]峰谷橋バス停→雨降りバス停→ノボリ尾根→榧ノ木(かやのき)山→石尾根南水平道(仮)→石尾根→六ツ石山→トオノクボ→ハンノ木尾根→沖ノ指(おきのさす)→イソツネ山→[GOAL]境橋バス停→JR青梅線奥多摩駅
歩いた日 2014年12月14日
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅〜ノボリ尾根1


そこそこ覚悟はしていたけれど、すごい坂だぞノボリ尾根!

おはようございます。奥多摩駅から小菅の湯行きバスに乗る。最初の2、3分は私一人。休日なのにこんなこともあるんかな、と思っていたら発車間際に10人くらい乗ってきた。とても楽しそうなパーティで、こっちまでウキウキしてきたゾ。出発進行! なのだ。
で、一人寂しく峰谷橋のバス停で降車。橋の向こうにバスを見送って、私は橋を渡らずに、
この道に入っていく。画面左には立派な公衆トイレがあった。
月が付いてくる。
交番。事件なんてないだろうなあ。
右の門柱には奥多摩町立小河内小学校、左は奥多摩町立小河内中学校の表札。この立派な石垣の上の方に校舎はある。ただどちらも平成16年(2004)3月末に閉校になっている。
道中。
峰谷(みねだに)川に架かる雲風呂(くもぶろう)橋を見下ろしながら先に進む。
雨降りバス停。みんなが思うように私も思う。「ヘンな名前」って。たどり着いたら〜いつも雨ふり〜、などと歌っている暇もなく、登り口はすぐそこだ。
この階段からノボリ尾根に登るのだ。
階段手前の電柱をキリッと見据える。だからどうだ、ということはないけれど、何となくキリッと見据える。
そしていきなりの急登にやられる。二足歩行を許してくれない。
急登のうえに撃たれるのはかなわない。お互い気を付けましょう!
登り初めて10分ほど。「さすがノボリ尾根。やるな」と50回は心の中でつぶやいている。
相当、登ったつもりで下を見てみる。まだ民家はすぐそこじゃないか。「さすがノボリ尾根。やるな」
道中。4割増しの斜度でご覧ください。
シカ? 丁寧な仕事です。グッジョブ!
登る。
口数少なく、登る。
ちょっと気持ち悪い。
木立の向こうに左の尾根が近くに見えだしたあたりで、坂は何となく緩くなる。
二足歩行はできるけど、やはり坂はきつい。
靴紐のチョウチョ結びに絡め取られたスギの枯葉。かなりの間、いっしょに歩いた。
登る。
尾根は少し広くなった。
ぐんにゃり曲がった木に赤テープ。テープは散見されるものの、道に迷うようなルートではないと思う。尾根をはずさないようにひたすら登るだけだ。
使用感ありありの枯葉のくぼみだが、私の写真技術だとよくわからない。シカか何かの寝床でしょう。
左からの尾根がよりはっきり見えだすと、尾根は左に曲がり、すぐ右に曲がる。
右に曲がって登る。いろいろな山が見える。