奥多摩尾根歩き
七跳尾根、大平山尾根、栗山尾根

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大ドッケ→1145m標高点→岩場→(1時間30分)栗山(丸山)813m→(40分)秩父さくら湖左岸道路→(50分)浦山ダム→(1時間30分)西武鉄道西武秩父線西武秩父駅


栗山尾根 大ドッケから北に下ります。ほぼヤセ尾根です。標高960mあたりから岩がちになり、2つの大きな岩場を左右どちらかに巻くのに2つともキビシいほうを選んでしまったみたい。祠を抱いた岩場を通過すると難所は終わり。秩父さくら湖に向かってどんどん下っていきます。栗山の山頂はなんというか、「へっ、そうなの」っていう感じです。花折戸尾根(はなおりどおね)のチクマ山を思い出しました。

栗山尾根は大ドッケから左(北)へ下ります。ちなみに右は細久保という集落や1315mの標高点の道標に書かれていた川又(地形図では川俣)、毛附に下るようです。浦山大日堂バス停も右です。
大ドッケから下ってきて
1210m圏の微妙な分岐です。右に進みます。
ほどよい下り勾配で心地よいです。
地形はウネウネしています。
なんとも奇妙な地形ですが、とにかく目の前に斜めになっている尾根に這い上がります。
キビシい登りからの急降下です。
1145mの標高点を通過します。
道中。下ります。
1120m圏の分岐です。地形図では3つに分かれているんですが、現場では2つにしか見えません。左の幅広の尾根へ。
あちらから歩いてきて
ゆるやかに下っていきます。
左下に林道が見えました。林道が地形図のままだとすればあの奥が林道の終点です。
遠くの山並み。
てくてくと下っていきます。
左が開けていたんで近寄っていくと、草ボーボーの林道跡みたいな平坦地にテントが張られていました。ラジオの音が聞こえてきて昼下がりののどかな雰囲気です。なんだか眠くなってきたのでした。
もう少し下って矢岳方面の山並み。
林道跡らしき開けた場所を離れ、こんな尾根を下ります。
970mあたりで大岩というか突き出た崖の上みたいな場所に出ました。直進は無理。巻かなくてはなりませんが、
左はそこそこしっかりした踏み跡がのびていますが、かなり下っているように見えます。
そして右。ここにも薄いですが踏み跡らしきものがあります。うーん、左に戻るのはメンドーなのでこちらをチョイス。
デンジャラスというほどではありませんが、のっぺりしたトラバース(山腹水平移動)が続きます。あの稜線を目指します。
栗山尾根に復帰です。
尾根に乗って振り返ると、左に巻いていた道がしっかりした路肩を見せつけながらやってきていました。
岩がちなヤセ尾根を登ります。
下ってきました。
落ちてはいけません。
次なる岩がちなヤセ尾根の急登です。
途中まで登ってきました。右には落ち葉の積もっている岩の裂け目があります。赤テープも見えます。狭いですが手がかり足がかりは十分そう。
こちらはほぼ直登ルート。なんだかこちらのほうが楽そうです。よじ登ります。
てっぺん間近で危うい足場にヒンヤリしながら大岩を左に回り込みました。デンジャラスなトラバースでさらに回り込みます。
いったん大岩の上に登り、あちらから下りてきて
大岩を乗り越えてきました。うーむ、右の岩の裂け目を登ったほうが楽だったような気がしてなりません。まっ、いまさらしょーがありません。振り向いて下り始めるとすぐ、
ガッチリしたフェンスに囲まれた祠が建っていました。
祠はほぼ東を向いています。
大持山(おおもちやま)、小持山(こもちやま)方向が開けていました。
ズザズザと下ります。
ゆるやかに下ってきて
栗山の山頂に到着です。三等三角点があり、標高は813.86m、基準点名はまんまの栗山。路傍の石みたいなピークです。
南と
伐採地跡でしょうか、東北の方角が開けていました。
ちょっと休憩。
あとは秩父さくら湖まで下るだけなんですが、相変わらず進路決めは厄介です。栗山を過ぎてすぐの分岐は右へ。なんですが、ややこしい地形で、右すぎると別の尾根に乗ってしまいます。
750m圏。幅広の微妙な三つ叉の分岐です。左の尾根に行くと見せかけて途中から中央へ。
進路に気を付けながら下ります。
ひたすら下ります。
秩父さくら湖が見えてきました。
下ってきて
下ります。東京電力の黄杭を通過します。
巡視路の階? 段?
下ってきて
鉄塔(新秩父線66号)にぶつかりました。
鉄塔からの景色。
これも。
鉄塔をくぐり、下ります。
次は鉄塔(奥秩父線8号)にぶつかります。
鉄塔からの景色。
これも。
下ります。
巡視路をはずれ、尾根の先端に近寄ってみました。この先はちょっとデンジャラス。
階段で湖岸道路へ。
湖岸道路に降りました。これにて栗山尾根はおしまいです。長かった「長沢背稜またぎ」もおしまいです。
先ほど近寄った栗山尾根の先端。
道路の向こうで秩父さくら湖に没する栗山尾根。
大久保谷に架かる大久保橋を渡ります。
大久保谷の上流方向。右上は休業中のネイチャーランド浦山への道路。
左岸道路は車両通行止めです。長ーい左岸道路歩きが始まります。
おかえりなさい飛行でしょうか。ありがとうございます。
浦山ダムが見えてきました。
湖岸のアンテナと月。
対岸の山並み。
浦山ダムを渡ります。正面は高ワラビ尾根の城山。
堤から下流側。見下ろしたヒェーッ、な眺めと
遠くの秩父市街。
上流側。栗山尾根が見えているはずですがよくわかりません。ダムを渡り、県道を下ります。
妙義山両神山。(2022.3.18修正)
高ワラビ尾根の取付を通過して、国道と秩父線の間の道を西武秩父駅まで歩き、
いきなり電車内です。久保商店やきとりハウスの串焼きとコンビニで買ったレモンサワーで一人反省会。GPSなしできょうのルートを歩けるか、に議論が集中したものの「まっ、なんとかなるでしょ」という結論に。なんじゃそれ。
山の神様、地権者の皆様、きょうも長い間ありがとうございました。また、よろしくお願いします。