奥多摩尾根歩き
鍋割山西尾根、琴沢二俣中間尾根

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鍋割山→(20分)奥の院→御岳山→(50分)琴沢二俣中間尾根下降点→琴沢二俣中間尾根→(40分)琴沢二俣分岐→林道琴沢線→(15分)琴沢橋→(25分)[GOAL]JR青梅線御嶽駅→JR青梅線沢井駅


鍋割山から奥の院に立ち寄り、御岳山(御嶽神社)は巻いて裏道みたいな道をたどって琴沢二俣中間尾根の下降点へ。琴沢二俣中間尾根はよく歩かれている、というか歩かれていた雰囲気です。上部を除けば歩きやすさはともかく尾根上にビシッと道がありました。

鍋割山の山頂を出発したのはいいけれど道を間違っていました。大人数のいる山頂に戻るのはちょっとアレなのでトラバースして進路を修正します。
奥の院峰への登りに取付きます。
岩稜を歩き、
奥の院峰の山頂に到着。1077mの標高点です。
ちょっと下ったところに建っている男具那社(おぐなしゃ)。
ぐんぐん下って御嶽神社に向かいます。
岩の上から。
御岳山浄水所の前から。
どんどん人が増えて来ました。御岳山の山頂(御嶽神社)は巻くことにして、長尾茶屋の横にある道を下ります。
こんな桟道を渡ったりします。いい道です。
廃屋(違ったらごめんなさい)の裏を回り込み、
ヤギの子供を通過します。そういえば母の母乳の出が悪く、わたくしはヤギの乳で育ったそうな。
小さな石祠と「塞坐三柱大神」と彫られた碑が見えました。めざす琴沢二俣中間尾根はこのあたりです。「神社仏閣道背負う」のセオリーを信じて階段を登ります。
石祠の裏には薄ーい獣道があって畑地を囲むフェンスを回り込んで登ってきました。うーむ、セオリーは微妙にはずれた感があります。
まっ、それはともかく、すぐに琴沢二俣中間尾根が見つかりました。実は狙っていた下降点があったのですが、そちらは「墓地のためハイカー立入禁止」みたいな警告があったので断念しました。下ります。
急勾配ですがなんとなく道の形があるようなないような。御嶽山駅の発車ベルが聞こえてきます。
このあたりで地形図の破線(徒歩道)と合流するはずですが道らしいものはありません。消失したのでしょう。
かなりの急降下が続きます。
下ってきて
下るんですがとてもじゃないけれど真っすぐは無理。右に左によろよろとくの字くの字で下っていきます。つかんだ木が立ち枯れていてガショッみたいな音を立てて倒れたりもします。
左手が雑木になりました。
かつて下った琴沢左岸尾根が傾き始めた日に照らされています。
道はボブスレーのコース状になり、コース上の縁を下っていきます。
コースは隣の尾根との境になってなんとなく消滅。
5巻き。暫定1位。
500m圏です。尾根が絞られてきました。左手の琴沢右俣から水の音が聞こえてきます。
右手の左俣からの水音はごくかすかです。
謎のコンクリート構造物を通過します。
またありました。こちらは切断されたH形鋼が残っています。
眼下に黄色い重機とブルーシートが見えてきました。
尾根の突端です。
右の擁壁が途切れたところから車道に降りてきました。これにて琴沢二俣中間尾根はおしまいです。
琴沢右俣の上流方向。
琴沢左俣の上流方向。琴沢林道の青看板が立っていました。振り返って御嶽駅をめざします。
手前右からスギの大木、小さな石祠、伐採地。
道すがら。
真っすぐこちらを見上げるワンちゃんを通過し、
琴沢橋に到着。琴沢橋バス停に回送のサインを出したバスが停車していました。
大鳥居をくぐり
多摩川に架かる神路橋(かみじはし)を渡り、
多摩川沿いの遊歩道に降り、この階段で青梅街道に上がりました。御嶽駅近くの商店に立ち寄るも缶ビールの扱いなし。お客さんのおばあさんが青梅に向かって10分くらい歩けば酒屋さんがあると教えてくれました。
歩きました。10分を過ぎ、15分を過ぎ、20分くらい歩いたころにいつだったか缶ビールを買ったことのある商店が見えてきました。って、沢井駅はすぐそこです。商店の主によると青梅街道から階段を上がった御嶽駅の並びの店で缶ビールを扱っているとのこと。とほほ。
沢井駅に青梅行きの電車がやってきました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。無事に2024年最初の尾根歩きを終えることができました。今年もなにとぞよろしくお願いいたします。