奥多摩尾根歩き
棒ノ嶺北東尾根(下端変)

(2/2)


黒山→権入峠→(35分)棒ノ嶺→棒ノ嶺北東尾根(下端変)→(1時間20分)有間の湧水・名栗湖南岸道路→有間の湧水→(30分)[GOAL]さわらびの湯→ノーラ名栗・さわらびの湯バス停


棒ノ嶺北東尾根はどんどん歩きやすくなっている気がします。登り下りする人が増えているのでしょうか。下端部の有間の湧水への下降はちょっとヒヤヒヤしたけれど楽しかったです。

心地よい尾根歩きです。木立の向こうに見える棒ノ嶺を目指します。
すれ違った若者グループ。きょうは100人くらいとすれ違ったんじゃないでしょうか。
小沢峠ってどこよ、と思いながら通過。
急登です。
登ってきました。
こんな道を歩き、
黒山から20分ほどで権次入峠(ゴンジリ峠)に到着。
権次入峠でも10人くらいのハイカーが食べたり飲んだりただ座っていたり地図を見たり、行き来する人もたくさんいました。そこにわたくしも混ぜていただきました。左に折れて棒ノ嶺に向かいます。
尾根上は養生中で通行禁止。左の道を登ります。
木の根っこ階段です。
何十人ものグループとすれ違いました。ただでさえ息切れするので挨拶は5、6人に1回くらいに省略させていただきました。
空、です。
棒ノ嶺の山頂に到着です。100人近くのハイカーがいたんじゃないでしょうか。
大展望で心地いいし、
ポカポカしているのでご飯を食べることにしました。わたくし製おにぎらずです。フリーズドライの「料亭の味 あおさ」を持ってきた(というかずっとザックに入っている)んですが、メンドーなのでポットの白湯を飲みました。
具はわたくし製豚バラブロックのフライを薄切りしたもの。可愛い歯形、失礼。熱い白湯がとてもおいしく感じられました。
バイバイ、棒ノ嶺!
山頂からちょっと西に進んだここから棒ノ嶺北東尾根を下ります。
初っ端は滑りやすい急降下ですが、
すぐに快適な道になります。
大きな木とその樹冠。ミズナラだと思うんですがコナラとの区別がつきません。棒ノ嶺北東尾根にはとてつもなく大きな木は見当たらないんですが、これくらいの木はたくさん立っています。
素敵な道です。
フェンスにぶつかります。ここからはしばらくフェンス沿いに尾根を歩きます。
快適です。
ちょっとした藪も何か所あります。
ロープの張られた急坂を下って林道へ。
下ってきて、
林道の真向かいのあちらに進みます。
フェンスも続きます。
706mの標高点です。「棒八の頭」という文字は消えちゃっていますが山名板は健在でした。
棒ノ嶺の方向。
フェンスとはここで別れ、尾根道hあ植林帯に入っていきます。
急降下が断続的に現れます。
下ってきて、
正面は通せん坊。670mあたりです。
テープが何か所もある、右のこちらの尾根を下ります。
急降下です。
植林帯なんですが、こんな道ばかりでなく
こんなとんがった道もあります。
下ってきて、
下ります。
名栗湖の南岸や北岸を走る自動車やバイクの音が大きくなってきました。きょうはこれまでになく往来が多い気がします。
390m圏です。きれいなくの字のここで、下山してから寄り道しようと思っていた有間の湧水に上流から下ってみようと思い立ちました。
めちゃくちゃ急勾配ですが、間伐された木や枝のおかげで転がり落ちることはなさそうです。道なんかありません。テキトーに下ります。
ズザッズザッ(山肌を踏む音)、ンゴッ(脚が倒木にぶつかる音)という感じで下ります。
土砂が流れ込んだ窪地の上まで下ってきました。ここが有間の湧水でしょうか。変わり果てた姿です。薄い踏み跡が左にのびています。念のため、たどってみることに。
小さな窪地を通過します。んー、やっぱりさっきの土砂崩れが有間の湧水か、
と思いながらもう少し先に歩いて行くと、急勾配を水が流れ落ちる細い谷が見えました。
近寄って下流側を覗いてみると駐車場(白飛びしているあたり)が見えました。有間の湧水です。よかったです。湧水は無事のようです。
谷に降りました。台風前の様子は知らないんですが台風の影響でしょうか、木や石がドシャドシャという感じで流れ込んでいます。
祠の横の道を下り、名栗湖南岸の道路に降りました。
2リットルの水入れ2つに水を汲みました。外国人観光客が興味津々のようすで湧き水を眺めたり手ですくったりしていました。
さて、さわらびの湯に向かうとします。
バイバイ、無事だった有間の湧水!
土砂に埋まった有間の湧水と思った場所を見上げながら通過します。
白谷沢(しらやさわ)の登山口を通過します。
紅葉と名栗湖の湖面。
有間ダムの天端(てんば)に自動車やバイクがズラリと並んでいました。
さわらびの湯に到着。
入浴後、缶ビールを2本飲みました。バス停に向かいます。なんという種類でしょうか、サクラが咲いていました。遠景には傾いた陽に紅葉が咲いていました。
さわらびの湯に隣接して「ノーラ・名栗」という北欧文化を体験できることをうたった広大なアウトドア施設ができていました。バス停の名前が「さわらびの湯」から「ノーラ名栗・さわらびの湯」になった謎が解けました。
高校生の団体も加わってバス停は長蛇の列です。飯能駅行きのバスが横腹いっぱいの「ヤマノススメ」のイラストを見せびらかしながらグワォーンとやって来ました。
山の神様、地権者の皆様。きょうももありがとうございました。楽しかったです。また、よろしくお願いします。