奥多摩尾根歩き
ヨコスズ尾根

(棒杭尾根、ヨコスズ尾根)


棒杭尾根のてっぺん(長沢背稜)→(40分)一杯水避難小屋→ヨコスズ尾根→(2時間20分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


ヨコスズ尾根の稜線をできるだけはずさないように下ってみました。かなり尾根相の変化が激しい尾根だということを実感できました。ヤセ尾根が続いたと思えばどこを歩けばいいの?みたいな幅広の尾根に立ったり、登山道とはまるで違う風景が次から次へと繰り広げられるのでした。

偽棒杭尾根のてっぺんから長沢背稜を西に下り、ヨコスズ尾根を目指します。すぐに登山道に合流。マスクをした男性ハイカーが左下の登山道を反対方向に歩いていきました。
道中。
右の尾根を登っていくと天目山(三ツドッケ)です。天目山から一杯水避難小屋までのヨコスズ尾根の最上部は歩いたばかりなので今回は割愛。巻いて避難小屋を目指します。
一杯水が見えてきました。
割り箸の先ほどの太さの水が流れていました。
せっかくですからほうじ茶を入れているペットボトルに水を汲みます。
ヨコスズ尾根の稜線です。稜線の左下に避難小屋が見えます。
一杯水避難小屋に到着。ヨコスズ尾根を見上げます。
ヨコスズ尾根を見下ろします。
避難小屋下のベンチでご飯にします。メニューは中央上から反時計回りにマホービンに入れた白湯、おにぎらず、フリーズドライの中華スープ、ほうじ茶の一杯水の水の水割り。おにぎらずの具は指のように見えているウインナーとスライスチーズです。メンドーだったのでウインナーは袋から出したものをそのまま使っています。
おにぎらずの断面をどうしても見てみたいという方は、この画像にマウスポインターを載せる(PC)か画像をタップ(スマホ)してみてください。
食後に白湯を飲み、ほうじ茶の一杯水の水の水割りも飲んで出発です。ビシッと尾根上を歩くつもりですが、右に見える尾根筋までも拾って歩くほどは思い詰めてはいません。こういうところは素直に左の登山道を歩きます。
ここは右の登山道ではなく、ビシッと尾根上を歩きます。
ピークを越えます。
下るとすぐに登山道と合流です。
うーむ、こういうところはちょっと迷いますが左の登山道をチョイス。水は低くに流れがちです。
ここは尾根上へ。
ワイルドな雰囲気です。
ピークは1388mの標高のようです。
ピークの先で尾根は分岐しています。右にクッと曲がります。
尾根上に戻ってきた登山道と合流します。
尾根上の登山道は気兼ねなく歩けます。
ここも尾根上へ。大きな倒木の向こう端から取り付きます。
ヤセ尾根を歩き、
ピーク(1289mの標高点)に到着。ヨコスズ山の山頂です。
山頂からの眺め。北方向。
東方向。こちらにはかつて登った幕岩尾根(まくいわおね)が下っています。
南方向。
西方向。
ほうじ茶の一杯水の水の水割りを一口飲んで下ります。さっぱりした味のほうじ茶がさらにさっぱりして(当たり前か)とてもおいしいです。
倒木の先のザレた急降下で登山道と合流します。
この尾根は向こう側の下りがかなりデンジャラスだった記憶があります。大きなピークで唯一登らなかったのがここです。
背後がデンジャラスな下りなんですが、写真を撮り忘れました。登山道の反対側は切れ落ちていて登山道への降下点足がかり手がかりがあるようなないような岩ゴツです。下らなくてよかったです。
正面のヤセ尾根の急登に取り付きます。ここからは目的地の道標まで登山道に合流することはありません。
登ってきて
登ります。
急勾配が一休みするとヤセた素敵な尾根になりました。
登ります。
素敵な尾根です。
ザーッと下って急登です。
グーッと登ると、
滝入ノ峰の山頂(1309.93m)です。三等三角点があります。基準点名は一原(いちはら)。滝入ノ峰の南、日原トンネルの西側に一原という降りた人を見たことがないバス停がありますが、かつては集落があったんでしょうか。
山頂からの眺め。北方向。
東方向。
南方向。
西方向。
何を撮ったのかよくわかりませんでしたが、思い出しました。三角点の標石を撮ったのでした。
ほうじ茶(以下略)を飲んで出発します。
後は下るだけ、と思っていたんですがあんなオッパイみたいな小山を登ります。
小山直下の底なし落ち葉みたいな場所を通過。膝近くまで埋まりました。
登ってくると
こんな尾根道になりました。
登った分より多く下ります。
下ってきて
下ります。
あのような枝尾根が何本も登山道に向かって下っています。
素敵な尾根歩きです。
ナントカ地形とか名前がありそうな大きな凹みを左に見ながら通過します。
1184mの標高点を通過します。
天祖山(てんそさん)。右奥は長沢背稜。いちばん手前はハンギョウ尾根、その向こうはタワ尾根のはずです。
幅広の尾根になりました。テキトーに歩きます。
アカヤシオ。ですよね。2、3本が集まってあちらこちらで咲いていました。
下ってきた、というか歩いてきました。
よくわかりませんがここで尾根は左右に分岐しています。1100m圏です。右へ進みます。左へ進むと目的地点を目前にして登山道に降りてしまいます。
なだらかな尾根が続きます。
突然、赤帽白杭が現れました。
今度は赤帽黒杭が現れました。
勾配がキツくなりました。
道標が見えてきました。
下ってきました。ここが目的地点の道標です。目的の達成です。ここからは登山道です。
下ってきて
左へ曲がり、ヨコスズ尾根をはずれます。これにて長かったヨコスズ尾根はおしまいです。
植林帯に入ってすぐの道標で右の道へ。
木立の向こうにヨコスズ尾根が見えます。地形図通りの強烈な急降下です。
岩場も見えます。
道の分岐です。
これは右方向。ヨコスズ尾根に向かって道が伸びています。地形図を見るとヨコスズ尾根は少し下で林道を横切って日原街道にぶつかります。林道から日原街道に降りる道筋はなんとなくわかるのですが、林道に降りられるかいまひとつはっきりしません。このことと先ほどの急降下が今回ヨコスズ尾根の下端部まで歩かなかった理由というか言い訳なんですが、この道があるということはひょっとして林道に降りる道があるのかもしれません。
などと思いながら左へ。
「巨樹コース」の道が見えてきました。
左へ下り、
旧日原小学校が見えてきました。
古い校舎。情緒的には時計は止まっていていてほしいところですが、時刻は合っているようです。まさかこの時刻のまま止まっていないと思うんですが。
山の神様、地権者の皆様、ありがとうございます。きょうも楽しい尾根歩きができました。またよろしくお願いします。