奥多摩尾根歩き
鳥居谷左俣上流二俣中間尾根、十兵衛小屋窪右岸尾根

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タワ尾根1443m標高点→タワ尾根→(15分)篶坂ノ丸→十兵衛小屋窪右岸尾根→(1時間)林道孫惣谷線→林道日原線→(1時間15分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


十兵衛小屋窪右岸尾根の上半分は雑木、下半分は植林の全編そこそこの急降下でした。下半分にある2か所の土崖記号がいったいどんな場所なのか、気になりながらの尾根歩きでした。

あの篶坂ノ丸のニセピークを越え、
その先の本物の篶坂ノ丸のピークをめざします。
篶坂ノ丸には山ガールが休憩していました(盗撮ではありません)。KYご姉妹です。KYは「KYな人」のKYではなく(死語?)、名前の頭文字です。オロセ尾根を登ってきてこれから材木小屋尾根を下るそう。そんなこんな話をしていると『奥多摩尾根歩き』をよく見てくれていることが判明。うれしはずかしのばったりです。
KYご姉妹と別れ、篶坂ノ丸をはなれ、十兵衛小屋窪右岸尾根めざすというか探します。
あちらの方のはず。
ここです。十兵衛小屋窪右岸尾根に乗りました。
いい天気です。見上げて
見下ろして薄い藪の尾根を下ります。
藪は消え、スッキリした尾根です。
右手は焼小屋窪の源頭だと思います。
しっかりした道を横断します。この後も何本か立派な道を横断しました。
だーっと下ってきて
植林の中に入ります。
とてもおだやかな尾根歩きが続きます。そーいえばKYご姉妹から写真について「映えを狙っていないところがいい」とお言葉をいただいたんですが、これって褒め言葉ですよね。ねっ。違うのかな。
1220m圏の分岐のはずですがここからは尾根の形はわかりません。
アセビを抜けると右に尾根が見えましたが進みたいのは左です。下っていくと
ちゃんとした尾根になりました。間伐された木や枝打ちされた枝葉が断続的に尾根上を覆います。急降下です。
ズザーッと下ってきて
曼荼羅の下書きみたいな切り株を通過。
1450mのポコリとした岩記号を越えたはずですがそれらしい岩には気付きませんでした。1420mあたりの岩記号もわからずじまいでした。謎。気にするほどでもなかったようです。
謎のまま下っていくと正面が谷地形になって左右に尾根がのびていました。地形図からはちょっと読み取れない現場です。深く考えず右の尾根へ。
下るにつれて勾配がキツくなり、尾根の幅がグググーっとせばまります。
左手下に林道が見えてきました。
尾根の先端です。大岩が宙空にズンと突き出ています。零れ落ちそうです。てっぺんが平たくてステージのような岩ですが近づくのも怖いです。
が、ちょっとだけ寄ってみることにしました。ステージ岩と尾根の割れ目を根っこが結び付けているように見えます。
ステージに立ちました。八丁山を観客に1曲、なんてことはなく早々に退散。
ちょっと登り返して踏み跡を右へたどり、
途中からテキトーに窪地を下っていきます。
古そうな擁壁の上をうろうろしてここから孫惣谷林道へ
降りてきました。
十兵衛小屋窪は涸れ沢でした。これにて十兵衛小屋窪右岸尾根はおしまいです。
林道を下ります。オロセ尾根への階段を通過し、
日原川と孫惣谷の出合にかかるオロセ橋を渡ります。ゲートをくぐると日原林道を下ってきた加藤キーチさんとばったり。
あーだこーだと話ながら東日原バス停に到着。
バスを途中下車して加藤キーチさんと別れて缶ビールを購入。青梅行きの電車の乗り込みました。乾杯。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。
だんだん日帰りできる尾根を見つけるのが難しくなってきました。重箱の隅で落ち穂拾いをしているような気分です。それにしてもきょうはばったり続きの尾根歩きでした。久々の日原は楽しかったです。また、よろしくお願いします。